有两句不是很确定。。。
CAST
リオウ:小田久史
ジョウイ:梶裕贵
ナナミ:松冈由贵
フリック:中村悠一
ビクトール:小西克幸
アップル:能登麻美子
シュウ:速水奨
ルック:福山润
シード:森久保祥太郎
クルガン:稲田彻
ゴルドー:広瀬正志
マイクロトフ:前野智昭
カミュー:小野大辅
ルカ:関智一
幻想水滸伝II 第四話 「新同盟軍」
(ロックアックス城)
マイクロトフ:うおおおおおお!!
青騎士:ま、参りました。
マイクロトフ:もう終わりか!次!どうした、誰もいないのか!
カミュー:剣の鍛錬もその辺にしておけ、マイクロトフ。
マイクロトフ:カミュー、来ていたのか。
カミュー:荒れているようだな。ミューズのことだとは思うがーー
マイクロトフ:当たり前だ!ハイランドがミューズに進軍した時、どうしてゴルドー様は、わがマチルダ騎士団を動かさなかったんだ!俺は、戦いたかった!
カミュー:騎士団において、団長であるゴルドー様の命令は絶対だ。胸のエンブレムにかけて忠誠を誓った団長の命に背くことは、騎士としては、最大の罪だ。
マイクロトフ:しかし!何の罪もないミューズの人々を、俺達は見殺しにーー
カミュー:マイクロトフ!
マイクロトフ:すまない。ゴルドー様には、ゴルドー様のお考えがあるのでは。
カミュー:ああ、おそらく……そういえば、マイクロトフ、聞いたかい?ノースウィンドゥに新たな同盟軍が立ち上がり、北のハイランドの部隊を撃退したそうだ。戦いを率いたのは、まだ若いが真の紋章を宿した、あのゲンカクのご子息らしい。
マイクロトフ:ゲンカク?三十年前、ハイランドの侵攻から都市同盟を守ったあの英雄殿?
(本拠地)
兵士A:見ろ!あれがゲンカク殿のご子息、我らがリーダー、リオウ殿だ!
兵士B:同盟軍の希望の星、リオウ殿!
フリック:見ろよ、ビクトール。リオウのやつ、一躍みんなのヒーローだ。
ビクトール:そりゃそうさ。こんな少年がハイランド撃退の立役者になったんだ。気分壮快だぜ。
兵士達:リーオーウ、リーオーウ……
リオウ:フリックさん、ビクトールさん。どうして僕だけを、こんな……
ナナミ:そうだよ!リオウは新同盟軍のリーダーになるって決めてないんだから!あたしは反対。どうしてそんな危険なこと、リオウがやらなきゃいけないの?
シュウ:私はリオウ殿以外、誰にもその役目を任せようとは思っていない。……お帰りなさいませ、リオウ殿。
リオウ:シュウさん。
シュウ:どうぞシュウと呼び捨てなさってください。私はあなたの軍師なんですから。
(大広間)
リオウ:シュウ、どうして僕が?他に強い人はいっぱいいるのに。
シュウ:あなたでなければいけない。今の都市同盟をまとめるためには、無名のリーダーではなく、かつて都市同盟を導いた英雄、ゲンカク殿の名が必要です。それに、ゲンカク殿が宿していた輝く盾の紋章をその手に宿している。他の誰がリーダーにふさわしいというのでしょう。
アップル:それにね、シュウ兄さんは、あなたに人を集める力と、人の心を繋ぐ素質があるって。
シュウ:その通りです。どうか、リオウ殿。
リオウ:ルカを倒せば、戦争は終わる?
シュウ:はい!
リオウ:僕は、ゲンカク爺ちゃんじゃありません。じいちゃんみたいに強くもないし、戦争の仕方だって何もわからない。そんな僕でも、守りたいものを守れるならーー
ナナミ:リオウ!
フリック:どうやら、決まりだね。
ビクトール:よっしゃ!じゃ、今日は、新たな同盟軍の門出を祝って、祝杯だぜ!
ルック:ふーん?最近できたちっぼけな集団って、ここかな?
ビクトール:うっ、今の、聞き覚えのある、人をすんげー上から見下した言い方をするやつは……
(テレポートで現れた)
ルック:そこの小さいの、君がリオウ?
リオウ:あ、はい。君は、誰?
ルック:僕はルック、運命の見届け人、レックナート様の一番弟子さ。
リオウ:レックナート?紋章の祠にいた女の人?
ビクトール:はいはい、そこのルックさん。いきなりやってきて、人のリーダーをちっちゃい人呼ばわりしないでください。
ルック:熊と青い男じゃないか。へえ、生きてたんだ。
フリック:あいかわらず口が悪いな。
ルック:人のリーダーってわけでもないさ。ここの仲間になれって、レックナート様のお言いつけでね。嬉しいだろう。
ビクトール:そういう時はまず、手土産持って、「お世話になります!お願いします」だろう。
ルック:手土産なら来る途中に仕入れてきたけど。知ってる?グリンヒルが落ちたってさ。
一同:あっ!?
フリック:バカな!あそこは少なくとも、7000の兵を持っていたはずだ。それでも持ち堪えられなかったっていうのか!
ルック:ハイランドのほうは5000。どうやら、新しい人材を得たのは、同盟だけじゃなさそうだね。兵士を率いた新しい指揮官は、君と同じくらいの少年だってさ。
リオウ:僕と同じくらい?
(ハイランド側)
クルガン:失礼します。ジョウイ=アトレイドさま。クルガンと申します。
シード:俺はシード。
ジョウイ:何か?
クルガン:あなたの真意を、お聞かせ願いますか。
シード:ミューズ市長の暗殺を手柄に、俺達の新しい指揮官に出世なさったのは結構だけどよ。どうもひっかかるんでね。あんた、新同盟軍リーダーの親友さまらしいじゃねえか。返答次第じゃ、反逆者としてひっ捕らえてやるぜ。
ジョウイ:ご自由に。ただ、わたしの邪魔をするというのなら、わたしも、あなたがたに容赦しません。失礼します。
シード:ちっ!どう思う?クルガン。
クルガン:うん……
(グリンヒル)
ナナミ:見て見て、リオウ。あの大きな建物、あれがグリンヒルの学校?あは、いいな~、行ってみたい!
フリック:ナナミ、おれたちは遊びじゃなくて、偵察にきたんだぞ。あまり目立つようなことはだな。
ナナミ:だから目立たないようにって、生徒のふりしてきたんでしょう。あたしとリオウとルックが生徒役で、フリックさんが引率の先生の役。
ルック:こそこそしてたほうが目立つって分かってないようね。相変わらず青いね。
フリック:おまえ!仮にも先生にそんな口!
ルック:君がぼくに、何を教えられるって?
フリック:うっ……、帰りたくなってきた。
ナナミ:学校まで競争だよ、フリック先生。
フリック:ま、こら!待ってって。
ナナミ:あはは、遅い遅い。
ルック:もう年だよね。
フリック:くっ……、帰りてえええええ!!
リオウ:ルック、敵の新しい指揮官が、僕と同じくらいって話だけど。
ルック:自分の目で確かめなよ。そのためにきたんだろう。
リオウ:うん……、そうだね。
(学校前)
リオウ:何だろう?学校の前に人が集まってる。
ルック:けんかみたいだね。
フリック:ハイランドのやつらもいるな。まずいぞ、隠れろ!
ハイランド兵:貴様!俺様の足を踏んでただってすむと思っているのか。
生徒A:そっちが先にスケベなことをしようとしてきたんじゃない?最低!
生徒B:だいたい何よ、偉そうに。あたしたちの街で、好き勝手しちゃってさ。
市民A:そうだ、そうだ。出て行け!
市民:出て行け!出て行け!出て行け!
フリック:おい、いきなり。
リオウ:街の人たちが危ない!助けよう。
フリック:くそ、こっちは目立ってる場合じゃないっていうのに。
(助太刀する)
フリック:女子供に剣を向けるなんて、男のやることじゃないぜ、兵隊さんよ。
ハイランド兵:な、何だ?貴様ら。おい、どうせこの街は、俺たちハイランドの占領下なんだ。構わねえ、やっちまえ!
ジョウイ:やめろ!
リオウ:えっ!?
ナナミ:今の声?まさか!
リオウ:ジョウイ……
ジョウイ:ハイランド軍は、グリンヒルの民に一切の狼藉を禁じたはずだ。
ハイランド兵:指、指揮官殿。申し訳ありません。
ジョウイ:もういい。行け!
ハイランド兵:はっ!
リオウ:ジョウイ!!
ジョウイ:リオウ、ナナミ。元気そうだね。
ナナミ:なんで、なんでジョウイがこんなところにいるの?なんで、ハイランドの軍服なんか着てるの!?
リオウ:新しい指揮官って、ジョウイのことだったんだ。
ジョウイ:ああ。
リオウ:どうして!ぼくたち、誓ったじゃないか!この戦いを終わらせようって。なのに!!
ジョウイ:前にも言ったよね。逃げるんだ。ナナミといっしょに、どこかーー
リオウ:質問に答えてよ。
クルガン:ジョウイ様、何事ですか。
ジョウイ:はやく行くんだ。いいね!
リオウ:ジョウイ!
フリック:王国の連中が来る!行くぞ、リオウ!
リオウ:ジョウイ!!ジョウイ!!!!
ジョウイ:リオウ……ナナミ……
シード:ジョウイさん、これいったい何の騒ぎだ?
ジョウイ:なんでもない。それに、何か?
クルガン:実はさきほど、ミューズより気になる知らせが入りました。
ジョウイ:気になる知らせ?
(ミューズ市)
兵士:ルカ様のご命令だ。ミューズの門を閉めよ!人や子供たちを一人だって逃すな!
市民(女):出して!ここから出して!!
市民(男):俺達がいったい、何をしたっていうんだ!
市民(女):お願いします!この子だけは、どうかお助けください!
兵士:へぃ!離せ!
市民(女):あぁぁぁぁーー。
(ロックアックス)
カミュー:マイクロトフ、待って、落ち着け!
マイクロトフ:離せ!カミュー。俺はもう、限界だ。ゴルドー様!ゴルドー様!
ゴルドー:何事だ?マイクロトフ。
マイクロトフ:お願いです。騎士団の全部隊を、いえ、わが青騎士団だけでも、ミューズへ出撃させてください。王国軍が、ミューズの市民や流民を市内に集めています。あのルカブライトのこと、きっと恐ろしいことを企んでいるに違いありません。ですから!
ゴルドー:王国軍は、われわれと戦う気はないと言ってきておる。
マイクロトフ:ですが!市民たちの身になにがあっては!俺は、それを見過ごすわけにはいきません!騎士の誇りにかけてーー
ゴルドー:騎士の誇りだと?マイクロトフ、貴様は団長であるこのわたしに忠誠を誓ったはずだ。そのエンブレムにかけてな。誓いをやぶるのが、貴様の騎士の誇りだというのか!
マイクロトフ:俺は、俺は!騎士である前に人間だ!命令のままに人々を見殺しにする、そんな空っぽな、騎士の称号など、俺はいらない!えぃ!!
(エンブレムを捨てる)
マイクロトフ:俺は騎士でいたい!騎士の魂を持ち続けたい!そのためなら、誓い破りの恥辱を、甘んじて受ける!
ゴルドー:マイクロトフ!きさまあああ!
カミュー:はぁ、やれやれ。しょうのないやつだ。
ゴルドー:カミュー!その裏切り者を、牢にぶち込んどけ!
カミュー:お言葉ですが、それは出来かねます。
ゴルドー:なにぃ!!??
カミュー:えぃ!
ゴルドー:うおっ!
カミュー:つまりこういうことです。ゴルドー様。わたしも、マイクロトフとともに。
マイクロトフ:カミュー……。
(本拠地)
リオウ:それ、本当なの?シュウ!
シュウ:はい、リオウ殿、ミューズ市内に囚われた人々は、千人も上ると。
リオウ:千人?なんで?どうしてそんなことを!
ルック:獣の紋章?
リオウ:ルック?
ルック:ハイランドの皇都、ルルノイエに安置されていると言われる真の紋章だよ。その力を解き放つには、大量の血と、魂が必要なんだ。
リオウ:じゃあ、まさか!?
(ミューズ市)
ルカ:矢を放て!皆殺しだ!!!ふはははははは、いいぞ、ブタども。泣き喚くがいい。走って逃げようとする者はその足を、塀を登って逃げようとする者は、その腕を切り捨てろ!血を流し、命の炎を消すがいい。貴様らの魂を、死に至る瞬間の絶望と恐怖を、銀の獣に捧げるがいい!!!