【DRAMA】幻想水浒传广播剧

我又又又开新坑了。

原本打算用全“战”版本做一个真人版出来的,计划跟不上变化。。。

不过,仔细想想,从中获得的抠图技巧,剪辑技巧,全部又原封不动地返还给了幻水,挺不可思议的。没有这件事,我是绝对不可能做出来的,但我又打心眼底希望这件事永远不曾发生,就挺矛盾的。

总之,我打算把10年前翻译的drama再次搬上来。加上幻水的游戏画面,幻水的头像框,幻水5的对话框(噗),成品近似于配音版的游戏吧。

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B站链接>>

也算是圆了儿时一个梦想。毕竟,你让konami现在再做配音版的重制,估计是不可能的了。

游戏画面主要是为了drama剧情服务,如果drama剧情和游戏不一样,我也会尽力把游戏画面改得面目全非(噗)

现在对在游戏里凭空加人已经练就得炉火纯青哈哈哈哈。

而且,我又要吹嘘一下十年前的自己,词汇量绝对比现在丰富。。。変わりはないか,我现在只能想到没什么变吧,当时还能想到别来无恙。。。虽然现在翻幻水5已经有意识地用一些熟语了,但词汇量还是太少。いい加減にしなさい除了适可而止,就没有第二个词能想。但十年前,我还能想到“都少说两句”。

不管怎样,通过重温这个,应该能让我再扩展一点词汇量。

话说回来,现在3个坑,幻水5,幻水外传,drama。

哈哈,全部完结不知道什么时候,目标是年内完成吧。

【115/百度网盘】幻想水滸伝I DRAMA[320k]下载

115貌似挂了,特传到百度网盘(其实我也没搞清这到底是个什么东西,会不会过期= =)115的链接也搁着,也许哪天又抽回来也不一定

download地址:

ドラマCD 幻想水滸伝I VOL1    

http://pan.baidu.com/share/link?shareid=25247&uk=2701427354

http://115.com/file/anpx2x8t

ドラマCD 幻想水滸伝I VOL2    

http://pan.baidu.com/share/link?shareid=25630&uk=2701427354

http://115.com/file/c2i1v1ov

不熟悉115,不知是否有过期一说,有问题可联系。想下Rayfile版的请戳这里

幻想水滸伝I DRAMA[320k]下载

嗯,翻译也完结了,把它传上来吧。网盘用的是Rayfile,如果过期请知会一声。。。

ドラマCD 幻想水滸伝I VOL1 (2012-9-9重新上传)      
1.Currents 2008(歌:福井裕佳梨)
2.第一話「赤月帝国」
3.第二話「帝都脱出」
4.第三話「解放軍」
5.第四話「花将軍の罠」
6.第五話「ソウルイーター」
download地址:
http://www.rayfile.com/zh-cn/files/6787377a-fa2c-11e1-a3e7-0015c55db73d/

ドラマCD 幻想水滸伝I VOL2  (2012-9-9重新上传)
1.番外編「星辰剣」(CDオリジナル特典)
2.第六話「108星」
3.最終話「終焉~旅立ち」
4.ラジオ幻想水滸伝 集まれ!108星!特別編(CDオリジナル特典)     
download地址:
http://www.rayfile.com/zh-cn/files/310b2057-fa31-11e1-aad2-0015c55db73d/

嗯,整部drama里我最萌的声音不是少爷,不是路克,不是狗熊也不是青雷,而是魔法师温蒂!!!!!!!!我觉得她的声音给人的感觉和游戏原型最相似了。

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幻想水浒传1 Drama(最终回)决战黄金龙

终于迎来最终回了,11月10日的时候我说要翻译开始,一个月之后终于完结了~~从一开始听铃村的少爷声无所适从,到现在完全接受了铃村演绎的少爷,真的结束的时候却感到依依不舍啊。少爷,你要幸福啊(泪)。

最后只想说一点,格雷米奥就这么跟着少爷一辈子了?没有人对此提出质问吗??他们两个男的一直待一起,解放军那帮人真的觉得很正常吗!!少爷你还要不要找老婆啊!!も~う心配で心配でぇ!

最終回 决战黄金龙

提尔(ティル):鈴村健一
格雷米奥(グレミオ):子安武人
菲力克(フリック):中村悠一
维克多(ビクトール):小西克幸
马修(マッシュ):布施雅英
克莱尔(クレオ):竹間千ノ美
帕恩(パーン):日野聡
路克(ルック):福山潤
吉尔基斯(キルキス):水島大宙
霞(カスミ):伊藤かな恵
温蒂(ウィンディ):住友優子
巴巴罗萨(バルバロッサ):銀河万丈
星辰剑(星辰剣):山根剛


(幻水1结局)

菲力克:格雷古敏斯特近在眼前了!
格雷米奥:终于回来了呢。。。下雨的那一日,仿佛还在昨天。
提尔:嗯,是啊。
维克多:喂,格雷米奥,你真的也打算带头冲进去?还是不要勉强,在后方部队等着吧。
菲力克:莱克娜特不是说过吗?下次死了就再也救不活了。
格雷米奥:你们说什么哪,我再也不会离开少爷身边了。我是为此复活的呢。
维克多:死不悔改,说的就是这种人吧。
马修:提尔阁下,全军已就地待命,请下令。
提尔:全军上前,突破城门!

(城内)
卫兵:噢噢噢噢噢!
巴巴罗萨:这一天终于到了吗,提尔马克多尔。
卫兵:去死吧!提尔马克多尔!
格雷米奥:少爷,小心身后!
提尔:?哈!
卫兵:哇啊啊啊啊。
菲力克:提尔,巴巴罗萨在空中庭园!
提尔:我们走!格雷米奥,维克多。
格雷米奥:是。
维克多:哦哦!

(空中庭园)
巴巴罗萨:多日不见,迪奥之子,提尔。那一日,看到迪奥带你来觐见的时候,真没想到会有这样的未来。
提尔:皇帝陛下。。。
巴巴罗萨:如今,留给我的只剩下这座庭园。可是,我会守住这片领土,守住我的帝国!吾之龙王剑!霸王纹章啊,赐予吾力量!
菲力克:啊!这是什么?
提尔:三头身的金色之龙。。。
格雷米奥:皇帝陛下竟然变身成龙,这也是温蒂的魔法吗?
星辰剑:不,不是。是霸王纹章赐予的力量。
维克多:星辰剑,你知道些什么!
星辰剑:宿于龙王剑的霸王纹章,能将持有者变成黄金龙。
维克多:你为什么不早说!
星辰剑:你又没问我。
维克多:你,你这家伙。。。
菲力克:喂!它过来了。
维克多:这家伙,会操纵火焰?
格雷米奥:大地的纹章啊,显示你的威力吧。大地之守护神(大地纹章LV5魔法,我方全体防御力上升^_^)。。。防护罩已经打开,暂时能够抵挡住火焰。好,趁现在!
提尔:我们上,菲力克,维克多。
维克多:哦哦!
菲力克:雷鸣的纹章啊,显示你的威力吧!

(城内)
吉尔基斯:快看!在王宫屋顶上有条黄金龙!
帕恩:提尔少爷他们,正在和那样的怪物战斗吗?
霞:提尔大人。。。请您平安无事。
路克:那边那位!有空担心别人之前,自己先认真打啊。
霞:啊,对不起,路克。

(空中庭园)
提尔:哇啊啊啊。
格雷米奥:少爷!
维克多:不仅是火,居然还能招雷。糟糕,这家伙太强了!
菲力克:我们的魔力也所剩无几了!怎么办,提尔。
提尔:大家都离我远点。
格雷米奥:少爷!莫非你要!
提尔:我要拼尽27真纹章之一,噬魂的所有力量与它对抗。
菲力克:笨蛋,如果又像之前那样,控制不住纹章的力量倒下来该怎么办。
提尔:宿于吾身的纹章,噬魂啊。作为主人命令你,显示你的威力吧!!

提尔:哈、哈。。。
菲力克:赢、赢了。。。打倒黄金龙了!
格雷米奥:黄金龙回复到皇帝陛下的姿态了。
巴巴罗萨:呜,呜。。
提尔:皇帝陛下,我知道你是被温蒂的支配纹章操纵了,我们正是要帮助你摆脱她的支配。
巴巴罗萨:提尔啊,我ーー
温蒂:什么嘛,巴巴罗萨。你输了吗,真没用。
提尔:温蒂!!
温蒂:反正战争什么的与我无关。我的目的只有一个,就是你的噬魂。提尔,你已经十分清楚纹章的真面目了吧。别逼我放狠话,把它交给我。还是说,你要继续保护那个杀了那小姑娘和你父亲,还有你好朋友的纹章吗?
提尔:的确,噬魂是被诅咒的纹章。只要我宿有它的一天,也许又会失去最亲近的人。尽管如此,我还是要守护这枚纹章!
温蒂:你说什么!
提尔:这是泰德守护了三百年,宿有奥德赛,父亲和泰德性命的纹章!我绝不会把它交给企图毁灭世界的你!怎么能让我最重视的人的生命,用在那样的地方!
温蒂:既然如此,就是砍断你那只右手我也要把它带走。
提尔:噬魂,显示你的威力吧!
温蒂:什么?怎么可能。。。啊啊啊啊啊。
提尔:哈、哈。。。
温蒂:为、为什么拒绝我,噬魂。需要你那诅咒之力的我,才更适合当你的主人不是吗!可是,为什么!
巴巴罗萨:够了,温蒂。住手吧。
温蒂:巴巴罗萨,你干什么,放开你的手!
巴巴罗萨:你直到最后还是没有发现噬魂的真面目。噬魂,又名掌管生与死的纹章。拥有孕育生命之力,和夺去生命之力这两种相对的力量。所以,噬魂并没有选择只渴求死亡之力的你,而是选择提尔为它的主人,听从他的号令。
温蒂:住口,巴巴罗萨。你不过是被我的支配纹章操纵的傀儡,有胆说出那样的话!
巴巴罗萨:不过是一派胡言。我拥有的龙王剑的霸王纹章,不会中任何的魔法。
提尔:那,皇帝陛下。。。并没有被支配纹章操纵?
巴巴罗萨:我深深地爱着你。人人都说我是在你身上寻找克劳迪娅的踪影,实际并非如此。温蒂,我从你的眼眸深处,看到了孤独的悲伤。我想为你抚平那份悲伤。
温蒂:巴巴罗萨。。。
巴巴罗萨:可是,不管是什么理由,我毕竟使民众受苦,将信任我的人逼至死地,还失去了帝国。我必须要偿还那份罪孽!
提尔:陛下,您要做什么!
菲力克:他打算和温蒂一起从这里跳下去!
温蒂:巴巴罗萨,请,请别这样。
巴巴罗萨:最后,提尔。你将在这里建立起怎样伟大的国家,可惜我已经看不到了。永别了!!
提尔:皇帝陛下。。。
维克多:这就是帝国的最后吗?
菲力克:战斗,终于结束了。

(爆炸声)
菲力克:为什么晃得这么厉害。
维克多:糟了,皇宫要塌了!快走。
士兵:他在那!提尔马克多尔。为皇帝陛下报仇,别让他跑了!
菲力克:可恶,帝国士兵还打算继续打吗!
维克多:格雷米奥,这里有我们顶着。你带着提尔快逃!
格雷米奥:维克多。
提尔:不行,维克多。那么多人,光靠你们两人打不过的!
维克多:提尔,这个国家还需要你。不像我们,战争结束后就没用了。。。所以,这样就好。快走!
菲力克:提尔,你是奥德赛最后的希望。你要建立起奥德赛期望的国家。在那之前,我绝不让你死在这样的地方。否则,她会生我气的。
提尔:不行!我也要战斗!
维克多:快走,格雷米奥!
格雷米奥:。。。我们走吧,少爷。
提尔:菲力克!!维克多!!
士兵队长:不能让他们跑了,快追!
菲力克:慢着,向这把奥德赛剑起誓,你们休想通过这里。
维克多:上,星辰剑!
星辰剑:就爱使唤人。
维克多:想死的人上前来,只要我还有一口气在,就绝不放下手中的剑。哦哦哦哦哦哦!
士兵队长:给我上!
士兵:哦哦哦哦哦!
维克多:呀啊啊啊啊!

(另一方面)
吉尔基斯:大家收起剑。战争结束了。巴巴罗萨已经倒下,赤月帝国灭亡了。解放军赢了!
克莱尔:赢了!帕恩。提尔少爷终于做到了!
帕恩:嗯!!迪奥将军一定也感到高兴吧。
格雷米奥:听到了吗,少爷。大家欢呼雀跃的声音。
提尔:嗯。。。
格雷米奥:那我们也回去吧。
提尔:我不能回去。
格雷米奥:。。。诶?
提尔:皇帝陛下曾经说过,不管是什么理由,迫人致死的罪孽必须偿还不可。。。我也有相同的罪孽。可是,这里的人们,谁都不能制裁我吧?所以,我不能待在这儿。
格雷米奥:少爷。。。

(第二天)
霞:克莱尔,哪都找不到提尔大人。
克莱尔:怎么会这样,居然找了一个晚上还是没找到。
帕恩:既然如此,通知解放军全体成员!去找提尔少爷!
路克:一大早吵什么吵。。。提尔的事就别管他了。
克莱尔:路克君!?可是!
路克:你们也替提尔想想,让他当什么事都没发生过,继续生活在这街上也做不到吧。
克莱尔:话虽。。。如此。
帕恩:可是,我还是放心不下!怎么能让少爷独自一个人出门!
路克:别忘了?还有个死不悔改的人呢。
帕恩:啊ーー!?
克莱尔:这么说来。
霞:没见到他人呢。

(ENDING)
格雷米奥:少爷,您累了吧。想休息的时候告诉我一声哦,我随时准备好泡茶。
提尔:格雷米奥,你怎么跟来了。
格雷米奥:我不跟着一起去怎么行。到底谁来照顾少爷的饮食起居,又有谁在少爷难过的时候陪在少爷身边呢。
提尔:不行,求你了,回去吧。我的纹章,也许还会把你害死。。。还是说,你要代替奥德赛、父亲和泰德来审判我吗?
格雷米奥:不,我做不到。可是,我能够代替奥德赛还有迪奥将军,泰德君来保护少爷。拜托少爷别再说什么大家要审判您的话了。大家希望的都是少爷幸福。
提尔:格雷米奥。。。
格雷米奥:所以,从今往后少爷要幸福美满,笑口常开!不然的话,格雷米奥我。。。真要担心死了!
提尔:哈哈,谢谢你。可是我暂时还是不回去,可以吗?
格雷米奥:嗯,之前辛苦了那么久。好好放松一下吧。
提尔:哈哈,那我们走吧。

Fin

所有配音人员
ティル:鈴村健一
グレミオ:子安武人
テッド:石田彰
フリック:中村悠一
ビクトール:小西克幸
ルック:福山潤
ウィンディ:住友優子
レックナート:大原さやか
カスミ:伊藤かな恵
クレオ:竹間千ノ美
パーン:日野聡
マッシュシルバーバーグ:布施雅英
キルキス:水島大宙
オデッサシルバーバーグ:花村怜美
バルバロッサ:銀河万丈
テオマクドール:山川敦也
ミルイヒオッペンハイマー:四反田マイケル
星辰剣:山根剛
矢倉裕、庄子裕衣、古川康史、遠藤広之、小田久史

幻想水浒传1 Drama听写文本(九)終焉~ 旅立ち

嗯,终于听到最后一话了。那么多话听写下来,感想就是:不要相信自己的耳朵,要依靠自己的直觉,经验与联想去判断。最不可靠的就是耳朵。

最終回 終焉~ 旅立ち

ティル:鈴村健一
グレミオ:子安武人
フリック:中村悠一
ビクトール:小西克幸
マッシュ:布施雅英
クレオ:竹間千ノ美
パーン:日野聡
ルック:福山潤
キルキス:水島大宙
カスミ:伊藤かな恵
ウィンディ:住友優子
バルバロッサ:銀河万丈
星辰剣:山根剛

フリック:見えてきたぞ、グレッグミンスターだ!

グレミオ:やっと帰ってきたんですね……。あの雨の日が、昨日のことのようです。

ティル:……うん。そうだね。

ビクトール:なぁ、グレミオ。ほんとうにお前も突っ込んで行くつもりか?無理しないで後ろの部隊で待ってろよ。

フリック:レックナートが言ってただろ?今度死んだら、二度と生き返れないって。

グレミオ:何を言うんですか。わたしはもう二度と、ぼっちゃんのお傍を離れません。そのために生き返ったんですからね。

ビクトール:死んでも直らないってのは、まさにこのことだな。

マッシュ:ティル殿。既に全軍待機しております。どうぞ、ご命令を。

ティル:全軍前へ!城門を突破せよ!

(城内)
兵士:おおおおおおお!

バルバロッサ:ついにこの日が来たか。ティルマクドールよ。

兵士:死ね!ティルマクドール!

グレミオ:ぼっちゃん、危ない!後ろです!

ティル:っ!へっ!

兵士:うわああああ。

フリック:ティル、バルバロッサがいたぞ。屋上の空中庭園だ。

ティル:行こう、グレミオ、ビクトール。

グレミオ:はい。

ビクトール:おお!

(空中庭園)
バルバロッサ:久しぶりだな、テオが息子、ティル。あの日、テオに連れられ、謁見に来たおまえを見たときには、このような未来が待っているとは、思いもしなかったぞ。

ティル:皇帝陛下……。

バルバロッサ:もはやわたしに残されたのはこの庭園のみ。しかし、わたしは、この領土を、わたしの帝国を守って見せるぞ!わが竜王剣よ、覇王の紋章よ、われに力を!!

フリック:あっ!なんだ、こいつは!

ティル:三つの首の金色の竜……。

グレミオ:皇帝陛下が竜に変身するなんて、これもウィンディの魔法ですか。

星辰剣:いや、違うな。覇王の紋章が力を与えているのだ。

ビクトール:星辰剣、おまえ何か知ってるのか。

星辰剣:竜王剣に宿りし覇王の紋章は、その所有者を黄金竜に変えることができるんだ。

ビクトール:なんで教えてくれなかったんだよ!

星辰剣:聞かなかったからな。

ビクトール:て、てめえ……。

フリック:おい!来るぞ。

ビクトール:こいつ、炎を操れるのか。

グレミオ:大地の紋章よ、その力を示せ!大地の守護神(#大地の紋章LV5 味方全員の防御力アップ)……バリアを張りました。これでしばらく炎を防ぎます。さあ、いまのうちに!

ティル:行くよ、フリック、ビクトール。

ビクトール:おお!

フリック:雷鳴の紋章よ、その力を示せ!

(城内)
キルキス:見てください!王宮の屋上に黄金の竜が!

パーン:ティル様たちは、あんな化け物と戦っているのか?

カスミ:ティル様……どうかご無事で。

ルック:そこ!人のこと心配している暇があるならちゃんと戦ってよね!

カスミ:あっ。すみません、ルックさん。

(空中庭園)
ティル:うわあああ。

グレミオ:ぼっちゃん!

ビクトール:炎だけじゃなく、雷まで呼び寄せるなんてな。やべえぞ、こいつ、強すぎる!

フリック:おれたちの魔法力も、残り少ないぞ!どうする?ティル。

ティル:みんな、ぼくから離れて。

グレミオ:ぼっちゃん!まさかっ!

ティル:27の真の紋章、ソウルイーターのありったけの力をぶつけてみる。

フリック:バカヤロー、また前みたいに、紋章の力を抑えきれずにぶっ倒れたら、どうするんだ。

ティル:わが身に宿りし紋章、ソウルイーターよ。主として命じる。その力を示せーー!

(勝った)

ティル:はぁ、はぁ……。

フリック:や、やった…。黄金竜を倒したぞ!

グレミオ:黄金竜が、皇帝陛下の姿に戻っていきます。

バルバロッサ:う、うっ……。

ティル:皇帝陛下、あなたがウィンディの支配の紋章に操られてることはわかってます。ぼくたちは、あなたをその支配からお救いしたいのです。

バルバロッサ:ティルよ、わたしはーー

ウィンディ:なんだよ、バルバロッサ。負けてしまったのかい。情けないね。

ティル:ウィンディ!!

ウィンディ:まあ、戦なんかどうでもいいんだよ。あたしの目的はただ一つ。おまえのソウルイーターなんだから。ねえ、ティル、その紋章の正体は十分わかったんだろう。悪いことは言わないよ、あたしにお渡し、それともおまえは、小娘や父親、そして親友を殺したその紋章を、まだ守ろうってんのかい。

ティル:確かに、ソウルイーターは呪われた紋章だ。この紋章を宿している限り、ぼくはまた大切な誰かを失うかもしれない。だけど、ぼくはこの紋章を守る!

ウィンディ:なにっ!?

ティル:これはテッドが三百年守り続けて、オデッサさんの、父さんの、そしてテッドの命が宿った紋章だ!それを世界の滅亡を望んでいるお前になんか渡せない!ぼくの大切な人たちの命を、そんなことに使わせるもんか!

ウィンディ:だったら、その右手を切り落としてでもいただくまでだよ。

ティル:ソウルイーター、その力を示せ!

ウィンディ:何?そんな、バカな…あああああっ。

ティル:はぁ、はぁ……。

ウィンディ:な、なぜ?わたしを拒否するの、ソウルイーター。おまえの呪われし力を必要としているわたしこそ、おまえの主にふさわしいではないかっ!なのに、なぜ!

バルバロッサ:もういい。ウィンディ、やめるんだ。

ウィンディ:バルバロッサ、何をする。その手をお離し!

バルバロッサ:お前は最後までソウルイーターの真の姿に気づかなかったのだ。ソウルイーターはまたの名を生と死を司る紋章。命を産み出す生の力と、命を奪う死の力、その対の力を持った紋章なのだ。だからソウルイーターは死の力のみを求めるお前ではなく、ティルを主に選び、その名に従った。

ウィンディ:お黙り、バルバロッサ。わたしの支配の紋章に操られている分際で、よくもそのような口を!

バルバロッサ:それもまた、戯言にすぎない。わたしの持つ竜王剣の覇王の紋章は、いかなる魔力をも受け付けないのだ。

ティル:それじゃ、皇帝陛下は……支配の紋章に操られてはいなかったのですか。

バルバロッサ:わたしは、おまえを愛していた。人々はクラウディアの面影を追っていると噂をしたが、そうではない。ウィンディ、わたしは、おまえの瞳の奥に、孤独の悲しみを見たのだ。その悲しみを、わたしは消してやりたかった。

ウィンディ:バルバロッサ……。

バルバロッサ:しかし、どんな理由があろうとも、わたしは民を苦しみ、わたしを信じた者を死に至らせ、そして、帝国を失った。その罪は、贖わなければならん!

ティル:陛下、何をするおつもりです!

フリック:ウィンディと一緒に、ここから飛び降りる気か!

ウィンディ:バルバロッサ、やめて、やめてちょうだい。

バルバロッサ:最後に、ティルマクドール。君がここにどんな素晴らしい国を打ち立てるのか、それを見られぬのが残念だ。さらばだ!!

ティル:皇帝陛下……。

ビクトール:これが帝国の最後か。

フリック:ついに、戦いが終わったんだ。

(爆発音)

フリック:なんだ?この揺れは。

ビクトール:やべえな、この王宮は崩れるぞ!早く脱出を。

兵士:いたぞ!ティルマクドールだ。皇帝陛下の敵だ。逃すな!

フリック:くそ、帝国兵のやつら、まだ戦うつもりかよ。

ビクトール:グレミオ、ここはおれたちが食い止めるから。おまえはティルを連れて逃げろ。

グレミオ:ビクトールさん。

ティル:だめだよ、ビクトール。あれだけの人数、二人だけじゃ無理だ!

ビクトール:ティル!おまえはまだまだこの国に必要な人間だ。しかし、おれたちみたいな人間は、戦争が終わったら必要なくなる。……だからこれでいいんだ。行け!

フリック:ティル、おまえはオデッサの最後の希望。オデッサが望んだ国を作る男だ。その前を、こんなところで死なせるわけには行かない。そんなことをしたら、彼女に怒られちまう。

ティル:そんなのだめだよ!ぼくも戦う!!

ビクトール:行け!グレミオ。

グレミオ:……行きましょう、ぼっちゃん。

ティル:フリック!!ビクトール!!

兵士長:逃すな、追え!

フリック:おっと、わが剣オデッサにかけて、ここは通さん!

ビクトール:行くぞ、星辰剣!

星辰剣:人使いの荒いやつだな。

ビクトール:死にたいやつは前に出て来い!!この心臓がやぶれるまで、おれは戦いをやめんぞ!うおおおおおお!

兵士長:おのれ、かかれ。

兵士:おおおおおお!

ビクトール:さああああ!

(一方……)
キルキス:みんな、剣を納めよう。戦いは終わった。バルバロッサは倒れ、赤月帝国は滅んだんだ。解放軍の勝利だっ!

クレオ:やったぞ、パーン。ティルさまがついに、やったんだよ!

パーン:ああ!きっとテオさまも喜んでくださる。

グレミオ:聞こえますか、ぼっちゃん。皆さんの喜びの声が。

ティル:うん…。

グレミオ:さあ、帰りましょう。

ティル:ぼくは、帰れない。

グレミオ:……え?

ティル:皇帝陛下が言ってた。どんな理由があろうとも、誰かを苦しめて死に至らせた罪は贖わなければならないって。……ぼくにも、同じ罪がある。だけど、ここにいる人たちは、誰も僕を裁けないだろ?だから、ここにはいられないんだ。

グレミオ:ぼっちゃん……。

(翌日)
カスミ:駄目です、クレオさん。ティル様がどこにもいらっしゃいません!

クレオ:なんてことだ……一晩中探したのに見つからないなんて。

パーン:こうなったら解放軍全員に伝えろ!ティル様をお探しするんだ!

ルック:朝からうるさいな……。ティルのことならほっときなよ。

クレオ:ルック君!?だけど!

ルック:ティルの気持ちも察してやれって言ってるんだ。何事もなかったようにこの街で暮らせって方が無理だろ?

クレオ:それは……っ、……そうですが。

パーン:だけど、俺はやっぱり心配だ!ティル様をたったお一人で旅立たせるなんて!

ルック:忘れてない?死んでも直らない誰かさんのこと。

パーン:あーーっ!?

クレオ:そういえば。

カスミ:いませんね。

(ENDING)
グレミオ:ぼっちゃん、疲れませんか。休憩したかったらおっしゃって下さいね。お茶の用意はいつでもバッチリですから。

ティル:グレミオ。なんでぼくに着いて来たんだ。

グレミオ:わたしがご一緒しなくてどうするんです。一体誰が、ぼっちゃんのお食事の用意をして、ぼっちゃんの身の回りのお世話をして、一体誰が、ぼっちゃんの苦しい時に傍にいてくれると言うんですか。

ティル:駄目だ!お願いだよ、帰ってくれ。ぼくの紋章は、またお前を死なせてしまうかもしれない。……それともお前は、オデッサさんと父さんとテッドの代わりにぼくを裁いてくれるとでも言うのか?

グレミオ:いいえ、できません。ですが、オデッサさんとテオ様、テッド君の代わりに坊ちゃんをお守りすることは出来ます。お願いですから、皆さんが坊ちゃんに裁きを望んでいるだなんて仰らないで下さい。皆さんが望んでいたのは、坊ちゃんが幸せになることです。

ティル:グレミオ……。

グレミオ:だからこれから坊ちゃんは、いっぱい幸せになって、いっぱい笑ってください!でないとグレミオは……も~う心配で心配でぇ!

ティル:あはは。……ありがと。だけど、ぼくやっぱり、しばらくは帰らないよ。それでもいいのか。

グレミオ:ええ、いままで大変だったんですから。のんびりしましょう。

ティル:あはは。じゃ、行こう。

Fin

ティル:鈴村健一
グレミオ:子安武人
テッド:石田彰
フリック:中村悠一
ビクトール:小西克幸
ルック:福山潤
ウィンディ:住友優子
レックナート:大原さやか
カスミ:伊藤かな恵
クレオ:竹間千ノ美
パーン:日野聡
マッシュシルバーバーグ:布施雅英
キルキス:水島大宙
オデッサシルバーバーグ:花村怜美
バルバロッサ:銀河万丈
テオマクドール:山川敦也
ミルイヒオッペンハイマー:四反田マイケル
星辰剣:山根剛
矢倉裕、庄子裕衣、古川康史、遠藤広之、小田久史