幻想水浒传1 Drama听写文本(三)帝都脱出

目前暂时没发现听不出来的部分。。。

(2013年4月6日修正)

第三回 帝都脱出

CAST
ティル:铃村健一
グレミオ:子安武人
テッド:石田彰
ビクトール:小西克幸 
クレオ:竹间千ノ美
パーン:日野聡
オデッサ:花村怜美
テオ:山川敦也
ウィンディ:住友优子

グレミオ:帝国が人々を苦しめている?それは確かな話なんですか、クレオさん。

クレオ:ああ、グレミオ。バルバロッサさまが最近ウィンディさまにすっかり夢中になられて、ほとんど政治を見てないらしい。だから地方の腐った連中が好き勝手に私腹を肥やし、人々がその犠牲になっていると。

パーン:なんてことだ!皇帝陛下もいくらウィンディさまがクラウディアさまに似ておられるからって。

ティル:パーン、クラウディアさまってだれ?

パーン:クラウディアさまは皇帝陛下のお妃さまだった方です。ずっと前に亡くなりましたが…

クレオ:お亡くなりになった頃、ぼっちゃんはまだ小さかったから覚えてはいらっしゃらないでしょうが、ウィンディさまは陛下の寵愛を受けていらっしゃるのは、クラウディアさまに面影が似ておられるからと言われています。

グレミオ:だからって、政治をなさらない理由にはなりませんよ。なにより、皇帝陛下に忠誠を誓われてるテオさまのお立場はどうなるのですか。ねえ、ぼっちゃん。

ティル:うん…あれ?テッドはどこ?

クレオ:テッドくんなら、さっき散歩してくるって、出て行きましたけど。

ティル:大丈夫かな。外雨降りそうなのに。

グレミオ:本当ですね、いやな雲が出ています。

テッド:そろそろ潮時か…右手のこいつが悪さする前に、出て行けってことかよ。

(雷)

テッド:黙って出て行ったら、ティルのやつ、怒るだろうな。だけど、あいつのためにも、そのほうがいい。本当は話しておきたかったけど。

ウィンディ:おやおや、今度はどこへ逃げようってんだい?テッド。

テッド:うん?お、おまえは!あのときの女魔法使い!

ウィンディ:アハハハ、おや、嬉しい。覚えててくれたのかい?三百年ぶりだっていうのに、感激だね。

テッド:忘れたくても忘れるかよ!おまえがおれの村を、おれのじいちゃんを!

ウィンディ:そこまで覚えてくれてるんなら、話は早いね。テオのところにあんたらしい子どもが引き取られてるって話を聞いたから、もしやと思って来て見たら、アハハハ、大当たりだよ。さあ、その右手のものを、渡してもらおうじゃないの?

テッド:おまえに渡すくらいなら、わが体に宿る呪われし紋章よ、その力を示せ!

グレミオ:ぼっちゃん、お茶が入りましたよ。

ティル:ありがとう、グレミオ。テッドは?

グレミオ:いいえ、まだ。遅いですね。

ティル:どこかで雨宿りしてるのかな。

(扉を開く)
ティル:テッド?帰ってきたのかな。

クレオ:テッド君?テッド君!しっかり!

ティル:クレオ、どうしたの。テッド?テッド!

テッド:うっ…

ティル:すごい血だ。いったいどうして?

グレミオ:とにかく、早く部屋に運んで、ケガの手当てを!

テッド:あっ、うっ…

ティル:テッド!しっかりするんだ、テッド!

グレミオ:これはひどい。右腕から胸にかけて、ざっくり切られています。

パーン:町のどこかで、強盗にでも会ったとか?

クレオ:いや、違う。これは魔法の傷だ。

ティル:魔法?

テッド:うっ、ティル。

ティル:テッド、大丈夫か。

テッド:ああ、それより、ティル。おまえに…頼みが…ある。おれの…右の手袋を取ってくれ。

ティル:これは、何?右手に模様みたいなものが刻まれてる。

テッド:世界に27あるという真の紋章の一つ、呪いの紋章…ソウルイーターさ。

クレオ:紋章のかけらや封印球なら世界に数多くあるし、わたしも使ったことがあるが、真の紋章を見るのは初めてだ!

テッド:まさか、あの女魔法使い、ウィンディがこんなところにいたなんて。あいつは、この紋章を狙って、おれのことをさがしてたんだ。

ティル:じゃ、もしかして、この傷はウィンディさまが?えっと、ちょっと待って、なんだかよくわからないよ。テッド!最初からわけを話してくれないか。

テッド:だめだ。そんな時間がない。頼みというのは他でもない、この紋章をウィンディから守ってほしいんだ。友情にすがって、こんなことを言うのは厚かましいことかもしれない。でも、おれにはおまえしかいないんだ。こいつがあの女に悪用をされたら、大変なことになる。それに、おれはじいちゃんが守ってきたものを、おれが三百年守ってきたこいつを、本当に信用できるやつにしか渡したくないんだ。お願いだ、ティル。一生のお願いだよ!

ティル:うん、わかったよ。

テッド:本当に?本当に?

ティル:ぼくたち、親友だろ。

テッド:ありがとう、ティル。おまえの右手をおれの手に重ねてくれ。

ティル:こう?

テッド:ソウルイーターよ、おまえに命じる。いまの主のもとを離れ、そして、ティル・マクドールを新たな主とせよ!

ティル:あああぁ!

グレミオ:ぼっちゃんの右手に、真の紋章が宿りました。

テッド:その紋章は、おまえに不幸をもたらすかもしれない。そのときは、おれを恨んでくれていい。でも、ウィンディにだけは渡さないでくれ!

ティル:大丈夫だよ、テッド。だから安心して、今は休むんだ。

テッド:ありがとう。おれ、この三百年の間、一度もゆっくり眠ったこと、なくてさ。

ティル:テッド…

(兵士たちが突入)
士官:失礼します!ティルマクドール殿。

グレミオ:何です!あなた方は。大勢で勝手に上がり込んできて、ここはテオさまのお屋敷ですよ。

士官:承知の上です。ティル殿、そちらの少年を連れてこいとの、ウィンディさまのご命令です。さあ、引き渡していただきましょう。

ティル:だめだ!テッドは渡さない!

士官:ならば、全員反逆者として拘束しますが、よろしいですか。

ティル:そんな…

テッド:やれやれ、ゆっくりともいってられないようだな。

ティル:テッド!

テッド:ティル、やつらはまだおれに紋章があると思っている。おれがオトリになるから、その間に逃げてくれ。

ティル:だめだよ、テッド!いっしょに逃げよう。

テッド:この人数を相手じゃ無理だ。それに、おまえのことをおれが守ってやるって約束したじゃないか?

ティル:だけど!

テッド:心配すんなって。絶対うまく逃げて、追いついてみせる!

ティル:約束だぞ、絶対、絶対だからな。

テッド:絶対だ、親友…行け!

(逃走)
士官:待って、おまえたち!何処へ行く!

テッド:おっと、おまえたちの目的はおれだろう。さっさと連れて行けよ!おれの紋章に勝てればの話だけどさ。

兵士A:わぁ、こいつ、おれたちに紋章の力を使うつもりか!

士官:ひ、怯むな!早く取り押さえろう!

ティル:グレミオ、そっちはどうだった?

グレミオ:だめです!城門にはすでにおおぜいの兵士たちが、とても脱出できそうにありません。

クレオ:裏の方もだめでした。

ティル:なんとかグレッグミンスターを脱出して、父さんのところに行かなきゃ!父さんならきっと、ぼくたちを助けてくれるよ。

クレオ:ですが、ティルさま。テオさまのところへはもう、帝国からの報告が入っているかもしれません。

グレミオ:じゃ、ぼっちゃんはどうすればいいんですか。このまま帝国に捕らえられるのを待つしかないっていうんですか。

熊男:ヒュ~、お困りのようだね、お兄さん方。

クレオ:だれだ、お前は?帝国の者か。

グレミオ:熊のような大男ですよ、クレオさん。来るなら来なさい。ぼっちゃんには指一本触れさせません!

熊男:おっと、そんな物騒なものはしまった、しまった。それに、熊はねえだろう。お困り者同士、ちからになってやろうって話だよ。マクドールのぼっちゃん。

ティル:おまえは?

(一方)
兵士A:テオさま~~~帝国から緊急のご報告です。

テオ:何!ティルが反逆罪で指名手配だと!

兵士A:皇帝陛下、ウィンディさまはかなりのご立腹で、近衛隊からも除名とのことです。

テオ:ティル…、いったい何があったというのだ!

(足音)
熊男:暗いから、足元気をつけろよ。

クレオ:なるほど、地下の水路を辿って脱出するって手があったか。

ティル:ビクトールって言ったよね。ぼくたちを、どこに連れて行くんだ?

ビクトール:それは着いてからのお楽しみ。

グレミオ:ちっともお楽しみじゃありませんよ!ぼっちゃん、これ以上こんな得体の知れないやつについていてはいけません。

ビクトール:冷たい言い方すんなよ。力を合わせて帝国を脱出した仲だってのに。

グレミオ:何が力を合わせててすか。あなたはあの時、食い逃げをして追われてる途中で、追っ手の目を誤魔化すためにわたしたちと合流したのでしょう?

クレオ:グレミオ、まあ、落ち着け!この男のおかげで助かったとは事実だしな。

ティル:ぼくも悪い人じゃないと思う。もう少し付き合ってみようよ。

グレミオ:あっ、ぼ、ぼっちゃん~~

ビクトール:人を見る目があるね。さすがマクドール家のぼっちゃん。実は、あんたに会わせたい人がいるんだ。

ティル:会わせたい人?

女:そこにいるのはだれ?もしかして、ビクトール?

クレオ:っ!誰か来る!

ビクトール:おお、オデッサ。こっちでこっち!

オデッサ:また新しい仲間を連れてきたのね。始めまして、わたしはオデッサ。オデッサ・シルバーバーグ。解放軍のリーダーよ。この辺りじゃまだ反乱軍って言った方が通りがいいかしら?

ティル:反乱軍のリーダー?あなたが。

オデッサ:ようこそ、解放軍のアジトへ。歓迎するわ。ふふっ、そんなに怖い顔しないで、お座りなさい。その様子だと、あなたたちもビクトールにだまされた口ね。

ビクトール:おい、ひどいな、オデッサ。

オデッサ:ビクトールはね、自分が気に入ると、だれでもかれでもここに連れてきちゃうんだから。ティルって名前だったわね。

グレミオ:言っておきますが、坊ちゃんはあなた方の新しい仲間になんかなりませんから。坊ちゃんは帝国ご将軍、テオ様の息子なんですよ。

オデッサ:じゃ、どうしてあなたたちは帝国から逃げてきたの?帝国にひどい目に会わされたからではないの?帝国にひどい目に会わされた人たちのことを、見てきたからではないの?

グレミオ:そ、それは…

オデッサ:自分の目で見て、感じてきたことに嘘はつけないわ。それは、あまりに罪深いことだし。真実から目を背けても、苦しむのは結局あなた自身なの。わたしが、そうであったように。

ティル:オデッサさん。

オデッサ:うふふ…、行く場所がないなら、ここに居てもいいのよ。もうすぐ各地を回っている仲間たちも戻ってくるわ。そして、みんなのこころに触れてみて、決めるのはそれからでも遅くないでしょう。

ティル:はい。わかりました。お世話になります。

グレミオ:あ、ぼ、ぼっちゃん~

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