幻想水浒传1 Drama听写文本(五)花将軍の罠

第五回 花将軍の罠

(2013年7月1日修正)

CAST
ティル:铃村健一
グレミオ:子安武人
フリック:中村悠一
ビクトール:小西克幸
マッシュ:布施雅英
クレオ:竹间千ノ美
パーン:日野聡
ミルイヒ:四反田マイケル

ティル:マッシュ、クナンから退却って?どういうこと!

マッシュ:ティル殿。

ビクトール:悪い、ティル。しくじったぜ。

マッシュ:クナンにビクトールとフリック、キルキスの部隊を送り込んだんです。もちろん、こちらの目的はあくまで偵察で、戦闘が起きても様子見するつもりでした。

ビクトール:しかし、敵さんがやけに少なくてよ、もっと大口兵が回されたって情報もあってな。チャンスだと思って、ミルイヒの城、スカ?ススス…ん?何だ?

フリック:スカーレティシア。

ビクトール:おお!!それそれ!そのスカーなんたらに乗り込んだんだが…

グレミオ:城の中に多くの兵が待ち構えていたんですね。

フリック:いや、逆だ。人っ子一人いないんだ。城にあったのは不気味で、巨大なバラの花だけ。そのバラに、猛毒の花粉を食い撒かれて、このざまだ。

ティル:猛毒の花粉?

ビクトール:キルキスたちが素早く助け出してくれたおかげで、致死量は浴びずに済んだが、ああ、くそ!まだ目がチカチカしてやがる。

ティル:はぁ、とにかく、みんなが無事でよかったよ。

マッシュ:しかし、ティル殿。スカーレティシア城を落とさなくては、西への攻略は不可能です。まずはその、毒のバラをなんとかしなくては。

ビクトール:そのまえに、ひとつあるだろう。あのバラにどうやって近づく?

パーン:うん…なあ、バラが毒を撒いてるってんなら、こっちは解毒剤を撒いてやりゃいいじゃないか。

一同:うっ!

クレオ:パーン、おまえたまには役に立つことを言うんじゃないか!

パーン:だろう!!

クレオ:で、その解毒剤は、だれが作るんだ?

パーン:それは知らん。

フリック:くそ、振り出しかよ。

マッシュ:いいえ、解毒剤さえあれば、なんとかなるかもしれません。どなたか薬学に詳しい人物をご存知ありませんか。

グレミオ:あの、マッシュさん。

マッシュ:グレミオ、何か?

グレミオ:わたし、ぼっちゃんが小さい頃に、風邪を引かせてしまったことがあって、熱が高くて、おくすりも効かなくて、お医者さまにまで手の施しようがないなんて言われて…あのときはもう、代われるものなら代わって差し上げたいと、どんなに思ったことでしょう。

ビクトール:わかったから、続き!

グレミオ:あ、はい。そしたら、テオさまが赤月帝国で一番の名医と言われたリュウカンという先生から、薬をいただいてきたんです。それを飲ませたら、あんなにひどかった熱が、一発で直ったんですよ。あの先生なら、きっと解毒剤を作ることができます。

マッシュ:リュウカン殿、ですか。

クレオ:何か引っかかることでも?

マッシュ:その男なら、わたしも知っています。しかし、ミルイヒがこの地に赴任したすぐに、毒薬を作ったとかで逮捕され、今は西のソニエル監獄に囚われています。話を聞いたときは、帝国一の名医と言われたあの方が、と。にわかに信じられなかったのですが。

フリック:無実の罪でも着せたんだろうよ。ミルイヒめ、どこまでも抜け目のないやつだ。

グレミオ:だけど、ミルイヒがそこまでしたのは、リュウカン先生に解毒剤が作れると思ったからですよね。じゃ、救い出す価値は十分にあるってことですよ。

ティル:そうだよ、行こう。

マッシュ:わかりました。軍を出すと、敵に作戦がばれる恐れがあります。ここは少人数でソニエル監獄に忍び込み、リュウカン殿をお助けください。明朝までに支度を整えておきますので、今日は明日に備えて、お休みになられるとよいでしょう。

グレミオ:ぼっちゃん、あしたはわたしももちろん、ご一緒しますからね。

フリック:おれは行くぜ。ビクトール、おまえも行くだろう。

ビクトール:あ?ああ…しかし…

ティル:どうしたの?ビクトール。

ビクトール:いや、なんでもない。

(深夜)
グレミオ:えっと、クッキーにホットミルク、う~ん、スコーンのほうがよろしかったですかね。

ビクトール:おい、グレミオ。

グレミオ:ビクトールさん、ぼっちゃんの部屋に御用ですか。わたしもちょうど、お夜食を持って行くところです。

ビクトール:グレミオ、おまえは明日、ここに残れ。

グレミオ:ビ、ビクトールさん!突然何を言うんです。私がぼっちゃんを守らずに、誰が…

ビクトール:前にも言ったろ、ティルはもう立派な解放軍のリーダーだ。熱出したときみたいに、おまえの重荷が必要なガキじゃない。

グレミオ:だからって、わたしが一緒にいちゃいけない理由にはなりませんよ。

ビクトール:…いいか、おれはな、生まれ育った村を出てから、いろんなやつに会い、いろんな目に遭ってきた。そんなに多くはないが、何かが起こるときに、決まって虫の知らせってやつを感じるんだ。悪いことは言わない、グレミオ、おまえはここに残れ。

グレミオ:ビクトールさん、わたしは、ぼっちゃんをお守りすると、テオさまに、なにより私自身に誓ったんです。ぼっちゃんのそばで戦えないのなら、わたしは解放軍に身を投じた意味を失ってしまいます。

ビクトール:グレミオ…

グレミオ:失礼します。

ビクトール:くそっ!

(部屋内)
グレミオ:坊ちゃん、お夜食をお持ちしましたよ。

ティル:zzzzz。

グレミオ:もうおやすみですか。毎日戦いで、疲れてらっしゃるんですね。ビクトールさんの言う通り、もう坊ちゃんには、私の助けは必要ないのかもしれません。でも、どうかグレミオを、ぼっちゃんのそばにいさせてください。わたしにはぼっちゃんが弟…いいえ、息子にさえ思えるときがあります。最初は、お世話になってるテオさまへの恩返しのつもりでしたが、今は……おやすみなさい、ぼっちゃん。あしたも、頑張りましょうね。

(翌日)
兵士:何だ、おまえらは?ここはソニエル監獄、関係者以外は、立ち入り禁止だ!

ティル:ミルイヒさまのご命令で、受刑中のリュウカンを連行しに参りました。これが、命令書です。

兵士:ん?たしかに、ミルイヒ将軍の字だな。よし、通れ。
 

フリック:怖いくらいにすんなり騙せたな、その命令書。

ビクトール:解放軍のメンバーに、私文書偽造のプロまで入れた、まさか連中も思ってねえだろう。

グレミオ:ぼっちゃん、この鉄の扉の向こうが、リュウカン先生が閉じ込められている地下牢のようです。

フリック:だけど、この扉、どうやって開くんだ?

ティル:グレミオ、足元にレバーがあるよ。引いてみて。

グレミオ:はい。

ティル:開いた!よし、行こう。リュウカンさんを助けて、解毒剤を作ってもらわなきゃ。

男:困りますね、そんなものを作られては。

ビクトール:おまえは、ミルイヒ・オッペンハイマー!

ミルイヒ:これはこれは、わが同胞テオ将軍の息子、ティル・マクドールさま。皇帝陛下に逆らうとは、お父様がお嘆きですよ。

ティル:なぜおまえがここに!

ミルイヒ:毒のバラに続く、新しい兵器が完成したので、その実験にね、囚人たちを実験台に使おうかと思って来てみれば、わたくしが書いた覚えのない命令書を持った不審な連中が入っていたというじゃありませんか。

ビクトール:ふん、そっちからのこのこ出てきてくれるなんて、手間が省けてありがたいぜ!

フリック:ああ、バラの毒を吸わされた借り、ここで返してやる。

ミルイヒ:野蛮ですね。あいにく今は、そういう気分ではありません。そのかわりに、こちらを差し上げましょう。

フリック:そんな小さなビンで、いったい何をしようってんだ?

ミルイヒ:ノーノー、よくご覧下さい。見えますか、中に、胞子が入っているんです。しかも、ただの胞子じゃありません。なんと、人間を食べちゃう、人食い胞子なんです。

ティル:人食い胞子!?

ミルイヒ:まだ実験段階なので、半日くらいしか生きられませんが。それだけあれば、十分ですね。

ビクトール:それをどうする気だ?まさかっ!

ミルイヒ:ご名答。えいー!

(ビンが割れた)

ミルイヒ:おおお、割れちゃいました。さあ、はやく逃げないと危険ですよ~。もちろん、あなた方の後ろは行き止まりの牢獄ですから、袋のネズミですけどね。では、私はこれで、アハハハハハハ。

ビクトール:待って、ミルイヒ!

ティル:ダメだ、追うな、ビクトール。目の前の胞子を、少しでも吸い込んだら、おしまいだ。

グレミオ:ぼっちゃん、胞子を跨いで入り口へ戻るのは危険です。とにかく、扉の向こうの地下牢へ逃げましょう。奥まで行けば、助かるかもしれません。

ティル:うん、みんな、行こう。

グレミオ:ぼっちゃん…

ティル:ん?グレミオ?何してるんだ、早くこっちに来い!

(扉を閉じた)

ティル:っ!グレミオ!ここを開けろ!グレミオ!

グレミオ:ぼっちゃん、ミルイヒは、この胞子は、半日生きると言ってました。だとすると、奥へ逃げても、胞子から逃れることはおそらくできないでしょう。だから、誰かが外からこのレバーを引いて、扉を閉じるしかありません。

ティル:何を言ってるんだよ!大丈夫だよ!なんとかなる!!だから、開けろ!こっちに来るんだ。グレミオ!!

グレミオ:申し訳ありません。グレミオははじめて、ぼっちゃんの言うことに逆らいます。もうわたしの体を、胞子が取り巻いているんです。今、このドアを開けたら、ぼっちゃんまで…

ティル:グレミオ!!!いやだよ、グレミオ、おまえがいなくなったら、ぼくは、ぼくはどうしたら!!

グレミオ:ぼっちゃんは立派になられました。もう、グレミオの助けがなくても、大丈夫ですよ。

ティル:そんなことない、そんなことないよ!!グレミオ、いやだ!!

グレミオ:あぁ…悲しまないでください。どんな姿になっても、わたしはずっと、ぼっちゃんのお側におります。ずっと、ぼっちゃんを見守っていますかっ、っ。目が…霞んできました。喉も、やられたみたいです。

ティル:いやだ!いやだ!!グレミオ!グレミオ!

グレミオ:ぼっちゃん、どうか、最後まで、ぼっちゃんが信じたことを、貫いてください。それがグレミオの…最初で…最後の…お願い…です。

ティル:ああああああ!!!!グレミオ!!!!

(一方…)
伝令:申し上げます、テオ・マクドールさま。反乱軍がスカーレティシア城へ進軍しました。皇帝陛下より、テオさまにもご出陣せよとのご命令です。

テオ:そうか…ご命令、たしかに承ったと、陛下にお伝えしてくれ。

伝令:ですが、本当によろしいのですか。

テオ:わたしは、何が起ころうとも、陛下のご命令に従う、それだけのことだ。

伝令:かしこまりました。では!はっ!

テオ:ティル…。

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