幻想水浒传1 Drama(四)继任首领

这一话菲力克是亮点,中村悠一把他听到奥德赛死讯时那份悲伤痛苦的心情给演活了!音乐也配合得恰到好处。

第四话 继任首领

CAST
提尔(ティル):鈴村健一
格雷米奥(グレミオ):子安武人
菲力克(フリック):中村悠一
维克多(ビクトール):小西克幸
马修(マッシュ):布施雅英
吉尔基斯(キルキス):水岛大宙

克莱尔(クレオ):竹间千ノ美


(幻想水浒传1小说插图)

马修:欢迎凯旋归来,提尔阁下。
提尔:我回来了,马修。
马修:恭喜您帕尼-雅克达战役首战告捷,听听战士们欢呼的声音吧。
维克多:奥德赛选择提尔果然是正确的。
提尔:没,没这回事,是马修的战术出色,我还没习惯怎么打仗。比起我来,还是马修更适合当领导者吧。
马修:我已经说过多次了,虽然我具备身为军师的才能,却没有统帅群众的能力。现在,听到传闻的人也是络绎不绝地来到提尔阁下的身边,希望一同作战。
吉尔基斯:我们精灵一族也将全族的所有希望寄托在了提尔大人的身上,并肩作战。
提尔:谢谢你,吉尔基斯。
格雷米奥:啊啊~您回来了~少爷!有没有哪里受伤,格雷米奥我真是担心死了。
提尔:格雷米奥。。。
格雷米奥:肚子饿了吧,包在我身上!我早就准备好特制炖汤啦。

(吃饭中)
维克多:对格雷米奥,我有一个请求。
格雷米奥:什么,维克多。想要炖汤的话截止到刚才的第七碗就没了哦。
维克多:不要那么小气嘛,呃,我要说的不是这个!照顾本身并没有什么问题,但是过度就不好了啊。
格雷米奥:我又没照顾你。
维克多:你装什么大头蒜,提尔他现在已经是解放军的首领,不是你一个人的少爷了。这点你总该懂吧。
格雷米奥:谁是你的少爷了!!
维克多:啊啊,我受不了了。和你说话真麻烦。
提尔:我没关系,维克多。不过,的确在大家面前叫我少爷有点不好意思。
格雷米奥:怎、怎么会~
维克多:看到没有,从今天起你也要改口叫提尔了。

(敲门声)
马修:提尔阁下,抱歉用餐时间打扰。
提尔:怎么了马修,开会的话我马上去大厅。
马修:不是,方便的话可以在这里说么。
维克多:貌似是很严肃的话题啊,我先闪了,多谢款待。
提尔:马修,请这边坐。
马修:谢谢。刚才我听吉尔基斯说了详情,您似乎在帕尼-雅克达战役中并没有取下克瓦达将军的首级。
提尔:那个人只是受了温蒂种在右手的支配纹章的操纵,自己并不记得之前欺凌民众的事情了。而且他也说了要偿还以前所犯下的罪。对他处刑,我做不到。
马修:不行,即便狠下心肠也要痛下杀手。您似乎还没有明白自己的立场。能够知道原委的只有我这类和您亲近的人,众多的将士们只知道结果,而这结果将招致各种揣测与猜忌。如果因为这件事,流传出您果然还是对帝国心慈手软的谣言那该怎么办。
提尔:怎么会!
马修:集团越是强大,越容易因为一点瑕疵而土崩瓦解。作为军师,希望您今后牢记这点。我告辞了。

(马修走后)
提尔:哎,当首领好难。以前,奥德赛曾经对我说过,常常会有想逃走的时候。
格雷米奥:那位奥德赛吗?
提尔:首领也是人,我在那时第一次意识到。明明是理所当然的事,却没有人发觉。我将来,一定也会遇到很多无法忍受这种处境的时候吧。可是,不管别人说什么,坚持自己无悔的路而活是件任性的事吗?
格雷米奥:才没有那回事!少爷并不是任性,只是在做正确的事。不管发生什么我都会相信少爷的!
提尔:格雷米奥。。。
格雷米奥:啊啊!对不起。刚才还被责罚过,我又叫了好几遍少爷了。
提尔:还是算了,就叫少爷吧。那个我听了也自在。
格雷米奥:是,少爷!

(一转)
男子:就是这里吗?新成立的解放军根据地。
门卫:喂,船上的男人,停下!对,说的就是你,蓝衣男子。所为何事,报上名来!
菲力克:我名叫菲力克,解放军副首领,青雷菲力克。我要见你们的首领。


(幻想水浒传1小说插图)

维克多:菲力克来了?
守卫:是的,而且还气势汹汹地嚷嚷要见首领。
克莱尔:维克多你认识他?
维克多:他曾经是解放军的副首领。在提尔来基地之前,他正好去各地搜集同伴去了,所以没见到面。如果只是重逢后的喜悦那就好了。
菲力克:这是什么意思,维克多。
维克多:哟,菲力克。大家都平安无事太好了。
菲力克:你少装蒜,奥德赛在哪里?
维克多:啊啊。。你知道多少?
菲力克:基地被帝国袭击,还有幸存下来的人组建了新解放军,以及,奥德赛可能已经死了的这种荒谬的谣言。没这回事吧,维克多,有你跟在奥德赛身边,除了她还有谁能当首领!回答我,维克多!
维克多:全部。。。都是事实。
菲力克:你说什么!有你跟着她,为什么!!
维克多:抱歉,菲力克。
马修:奥德赛据说直到断气之前,依然忧心着解放军的未来。
菲力克:你是谁?
马修:马修,马修希尔巴博格。奥德赛的大哥。
菲力克:奥德赛的?
马修:而这位是提尔马克多尔阁下,她选择他作为解放军的继任首领。
菲力克:胡扯!怎么能让这样的人,奥德赛以外的人,当解放军的首领呢!开什么玩笑。
维克多:喂,菲力克。
马修:提尔阁下,请别放在心上。那位青年因为奥德赛的事情相当打击。
克莱尔:呐,格雷米奥,难道说菲力克和奥德赛是。。。
格雷米奥:嗯,可能是恋人关系吧。
提尔:菲力克。。。

维克多:喂,菲力克。
菲力克:你来干什么,维克多。拦也没用,我要离开的。
维克多:保护不了奥德赛的我,没资格阻止你。只不过,你忘了东西了。
菲力克:忘了东西?
维克多:“虽然一直斥责你的温柔,却总是被那份温柔抚慰”。奥德赛临终前嘱咐我想对你说的话。
菲力克:奥德赛?
维克多:你该知道,你离开,最伤心的人就是奥德赛。提尔他,新首领干得不错,这你也有所耳闻吧。
菲力克:嗯。。。那是。
维克多:那你还摆那张臭脸到什么时候,奥德赛以前常对你说的吧,你有时候会热血昏头而迷失目标,要多点身为首领的自觉。
菲力克:说什么傻话。。。我能那么简单地。。全都接受吗!!
维克多:接受吧,他是奥德赛最后的希望。
菲力克:奥德赛。。。最后的。。希望?
提尔:那个,菲力克。
维克多:提尔!
提尔:我和奥德赛比起来,经验实力都还不足,也完全不清楚自己能做什么。可是,将奥德赛一手创建的解放运动完成的心愿,我不输给任何人。所以,拜托你!和我一起战斗吧。
菲力克:我还不能认可你是首领。
提尔:菲力克。。。
菲力克:可是,要我将奥德赛的希望化为乌有。。。我也做不出来。所以,我也拜托你,无论是什么样的形式都无所谓,能和我一起战斗吗?
提尔:是,拜托你了!
维克多:呵。

幻想水浒传1 Drama听写文本(四)解放軍

这段也是08年弄过的。。。前半段算是省力了。

(2013年6月21日修正)

第四回 解放軍

CAST
ティル:铃村健一
グレミオ:子安武人
フリック:中村悠一
ビクトール:小西克幸
マッシュ:布施雅英
キルキス:水岛大宙
クレオ:竹间千ノ美

マッシュ:お帰りなさいませ、ティル殿。

ティル:ただいま、マッシュ。

マッシュ:パンヌヤクタでの初勝利おめでとうございます。お聞きください、兵士たちの喜びの声を。

ビクトール:やっぱりオデッサがティルを選んだのは間違いじゃなかったってことだ。

ティル:ちっ、違うよ、マッシュの作戦がすばらしいから。僕は戦いにはまだ慣れてないし、やっぱり僕より、マッシュがリーダーになるべきだったんじゃないか。

マッシュ:何度も言いましたね、私には軍師としての才能はありますが、人々を率いる器ではないと。現にいまも、うわさを聞きつけた人々がぜひいっしょに戦いたいと、ティル殿のもとに続々と集まっています。

キルキス:僕たちエルフもティルさまに一族の希望のすべてをかけて、いっしょに戦います。

ティル:ありがとう、キルキス。

グレミオ:ああ~お帰りなさいませ~坊ちゃん。どこにもお怪我ありませんか、グレミオはもう心配で心配で。

ティル:グレミオ。

グレミオ:おなかすいてますよね、お任せください。グレミオがちゃ~んと特製シチューを作っておきました。

(食事中)

ビクトール:グレミオさんに一つ、オレからお願いがあります。

グレミオ:何ですか、ビクトールさん。シチューのお代わりはさっきの七杯目で終わりですよ。

ビクトール:けちけちすんなって、て、そうじゃなくてよ!世話をするのはかまわないんだが、あんまり度が過ぎるってのは考えもんじゃねえか。

グレミオ:あなたの世話なんかしてませんけど。

ビクトール:てきぱきと鮮やかにボケかましてんじゃねえ。ティルはなあ、いまや解放軍のリーダーだ。お前だけの坊ちゃんじゃないってことぐらいわかるだろう。

グレミオ:だれがあなたの坊ちゃんですか!!

ビクトール:ああ~もう。お前と話すの超面倒くせ。

ティル:いいよ、ビクトール。でもたしかにみんなの前で坊ちゃんはちょっと恥ずかしいかな。

グレミオ:そ、そんな~

ビクトール:ほれ見ろ、今日からお前もちゃんとティルって呼ぶんだぞ。

(トントン)

マッシュ:ティル殿、ご食事中、失礼します。

ティル:なに、マッシュ、会議ならすぐ広間に行くよ。

マッシュ:いいえ、こちらでよろしいでしょうか。

ビクトール:なんか難しそうな話っぽいなあ、オレはこれで失礼するぜ、ご馳走さん。

グレミオ:どうぞ、マッシュさん。こちらの席へ。

マッシュ:ありがとうございます。さきほど、キルキスから詳しい話を聞きました。パンヌヤクタでの戦いでクワンダ将軍の首を取らなかったそうですね。

ティル:あの人はウィンディから右手に植えつけられた支配の紋章に操られていただけで、いままで自分が人々を苦しめてたことをなにも覚えてなかったんだ。それに解放軍に投降して、いままでの罪を償いたいって言ってくれたんだよ。そんな人を処刑するなんて、僕にはできなかった。

マッシュ:いいえ、心を鬼にしても、トドメを刺すべきでした。あなたはまだご自分の立場がお分かれてないようです。事情を知ることができるのは、私のようにあなたに近い人間のみで、多くの兵士たちは、結果しか知ることができません。そして、この結果がさまざまな憶測を呼び、不審を招く。もし今回のことであなたは結局帝国に甘いのではといううわさが流れたら、どうされるおつもりでしたか。

ティル:そんな!

マッシュ:集団とは、大きくなればなるほど、ほんの少しの亀裂が入っただけで脆く崩れることもあるのです。今後はそのことをお忘れにならないよう、軍師としてお願い申し上げます。では。

(行っちゃった…)

ティル:はぁ、むずかしいんだね、リーダーって。前に、オデッサさんが僕に話してくれたよ。時々逃げ出したくなることがあるって。

グレミオ:あのオデッサさんが、ですか。

ティル:リーダーも一人の人間なんだって、ぼくはその時、はじめて気がついた。それは当たり前のことなのに、誰も気づいてくれない。きっとぼくもこれからそういう扱いに耐えなきゃいけない時が何度も来るんだろう。だけど、だれに何を言われても、自分が後悔しない道を選んで生きたいと思うのはわがままなのかな。

グレミオ:そんなことありませんよ!坊ちゃんはわがままを言ってるんじゃなくて、正しいことをしているだけです。わたしは何があっても坊ちゃんを信じてますからね!

ティル:グレミオ…

グレミオ:あ、ああ!!すいません。さっき叱られたのに、何度も坊ちゃんって言ってしまいました。

ティル:やっぱりいいよ、坊ちゃんで。僕もそっちのほうがほっとする。

グレミオ:はい、坊ちゃん!

(一方)

フリック:ここか、新たに旗揚げした解放軍の本拠地ってのは。

門番:おい、今船できた男、止まれ!そうだ、おまえだ、青い男。ここに何用だ。名を名乗れ!

フリック:おれの名はフリック、解放軍副リーダー、青雷のフリックだ。リーダーに会わせてもらおうか。

ビクトール:フリックが来たって?

門番:は、はい。それで、リーダーに会わせろとものすごい剣幕で。

クレオ:ビクトールの知り合いかい?

ビクトール:解放軍の副リーダーだった男だ。ティルたちがアジトに来たときは、ちょうど各地の仲間を集めに行って、会うことはなかったけどな。再会の喜びだけでことが済みりゃありがたいだが。

フリック:それはどういうことだ?ビクトール。

ビクトール:よっ、よう、フリック。お互い無事でなによりだな、おい。

フリック:誤魔化すな、オデッサはどこだ。

ティル:オデッサさん…

ビクトール:ああ…、どこまで知ってる?

フリック:アジトが帝国に襲われたってことと、逃げ延びた連中で新たに解放軍が旗揚げされたってこと。そして、オデッサが死んだかもしれないってとんでもねえ噂だ。そんなわけないよな、オデッサには、ビクトール、おまえが付いていたんだし。彼女以外にリーダーが務まるやつがいるわけないよな!ビクトール、答えろ!

ビクトール:全部…事実だ。

フリック:何だって?おまえが付いていながら、どうして!

ビクトール:すまない、フリック。

マッシュ:オデッサは、息を引き取るまで、解放軍の行く末を案じていたそうです。

フリック:だれだ、あんたは?

マッシュ:マッシュ・シルバーバーグ、オデッサの兄です。

フリック:オデッサの?

マッシュ:そして、こちらにいらっしゃるのがティル・マクドール殿。彼女が後継者に選んだ解放軍のリーダーです。

フリック:ふざけるな!こんなやつに、オデッサ以外の人間に、解放軍のリーダーが務まってたまるかよ!冗談じゃねえ。

ビクトール:おい、フリック。

マッシュ:ティル殿、気を悪くなさらないでください。あの青年は、オデッサのことが相当ショックだったようです。

クレオ:なあ、グレミオ、もしかして、フリックさんとオデッサさんが…

グレミオ:はい、恋仲だったのかもしれませんね。

ティル:フリックさん…
 

ビクトール:おい、フリック。

フリック:何しに来た、ビクトール。止めたって、おれは出て行くぜ。

ビクトール:オデッサを守れなかった俺に、おまえを止める資格なんかないさ。ただ、忘れもんだ。

フリック:忘れ物?

ビクトール:おまえの優しさを叱ってばかりだったけど、その優しさがいつも慰めだったって、オデッサが最後におまえに伝えてほしいって俺に頼んだ言葉だ。

フリック:オデッサ?

ビクトール:分かってるんだろ。おまえが出ていて一番悲しむのはオデッサだってことぐらい。ティルが、新しいリーダーがよくやってるって噂も聞いてるんだろう。

フリック:はぁ、まあな。

ビクトール:じゃいつまでもそんな怖い顔してんなよ。オデッサにもよく言われただろう。おまえは怒りに駆られて目的を失うときがある、もっとリーダーとしての自覚を持てって。

フリック:バカを言え…そう全部簡単に…受け入れられるか!

ビクトール:受け入れてやれ、あいつは、オデッサの最後の希望だ。

フリック:オデッサの…最後の…希望?

ティル:あの、フリックさん。

ビクトール:ティル!

ティル:ぼくはオデッサさんに比べたら、まだまだ経験も力も足りないし、何ができるかなんて全然分からない。だけど、オデッサさんが築き上げてきた解放運動を成し遂げたい気持ちは、誰にも負けません。だから、お願いします!一緒に戦ってください。

フリック:おれはまだおまえをリーダーと認めることはできない。

ティル:フリックさん。

フリック:だからといって、オデッサの希望を無駄にするなんてことも…出来そうにない。だから、おれからもお願いする。どんな形になってもかまわない、一緒に戦ってくれるか。

ティル:はい、よろしくおねがいします。

ビクトール:ふっ。

幻想水浒传1剧情流程(二)

配合drama,正好写到奥德萨之死。。。


清风山山顶对峙山贼

到了罗克兰镇找到军政官格雷迪,他解释说因为附近清风山山贼作乱,导致无法交税,希望近卫军的勇士们能够去讨伐。来到清风山,途中遇到只蚁后,然而实力悬殊,眼看要全灭,泰德使出了大家从未见过的强力魔法,一瞬间蚁后烟飞灰灭。面对疑问,泰德说现在不方便说明,等回去后会和提尔说。而此时,卡南却喃喃自语:这就是克莱兹大人所说的。。。

在清风山山顶,众人俘虏了旋风斧巴尔加斯和百步穿杨希多尼亚回去交差。正欲回家,克莱兹叫住了泰德,说有事情商谈。可等回到家直到吃完晚饭,泰德都没有回来。在门口发现他不支倒地,赶紧将他扶上床,得知他被近卫军追杀。帕恩怕连累迪奥将军偷偷跑出去通知近卫军。泰德让提尔摘下他的手套,发现他手上竟然宿有真纹章。原来他在皇宫遇到了一直在追杀他的人,也就是宫廷魔术师温帝,她想要夺取他手上的噬魂纹章。泰德将纹章转给了提尔,请求提尔保护纹章不被温蒂夺走。此时近卫军前来要人,泰德出面做饵掩护众人逃走。

一路逃到旅馆,旅店主人玛丽收留了提尔一行人。然后此时满城都在通缉提尔,旅店客人唯克多出面摆平了近卫军,带他们来到了叛乱军基地,见到叛乱军首领奥德萨。不过这时的提尔并没有加入叛党的意图。在此时得知当初俘虏的山贼巴尔加斯和希多尼亚被格雷迪擅自用刑。如此不顾帝国王法,再加上此事由他们引起,出于道义提尔等人决定相救。

来到关押两人的格雷迪府邸前,门口守卫森严无法突破。维克多略施小计在后院放火,很快就把守卫的注意力吸引过去。格雷米奥大惊“你刚干了什么?”,维克多一脸无辜“不知道啊,大概最近天气干燥吧”“怎么会有这种人,少爷,您可千万别学他啊!”

救下两人后,出门又撞上了军政官格雷迪。他一见到提尔立即尖叫道“你这混蛋!不仅忤逆皇帝陛下,放跑山贼,居然还烧我房子!!”见打不过,他丢下一句“你给我记住,这件事我一定会报告的”飞快地跑了。格雷米奥不禁汗颜“克莱尔,我们还能回去么?”“不知道。。。”。另一方面,巴尔加斯感谢众人救命之恩,答应以后如果有用得着的地方,一定义不容辞相助。

回到根据地,奥德萨又交给提尔新任务,陪她一起去撒拉迪村和联络人碰头,将火焰枪的设计图送至解放军的秘密工厂。格雷米奥实在忍无可忍跳了出来“我们是帝国的人,怎么能和帝国对着干呢!少爷,快走吧,我们没理由待在这!”“等等!”奥德萨向前一步说道“帝国军现在在做什么,你们不会不知道。格雷米奥,你刚才也都亲眼看到了,亲耳听到了。提尔,你还想回帝国吗?永远都当个马克多尔家的少爷?”

“父亲是父亲,我是我”提尔情不自禁的一句话,也许就已经注定了他再也无法回头。

去撒拉迪村先要经过虎狼山,然后众人在山顶客栈寄宿时却被黑心掌柜用药迷倒。原来这竟是家黑店!好在他的同伙认出了奥德萨,赶忙叫掌柜拿解药救人。清晨,众人熟睡之际,提尔从那人口中得知了他尊敬奥德萨的原因。“奥德萨很厉害,对帝国不满的人有很多,却没人真心想过推翻。我们所做的不过是强盗之流,所以奥德萨是我们的希望。”

来到撒拉迪村,在旅馆住下等使者。深夜,奥德萨向提尔吐露心事。不管是在虎狼山遇到的人,还是根据地的人,大家都对她期望很高。这让她常常萌生出逃走的念头,担心自己是否承受得了那份期待。“提尔,你真的想回帝国吗?”这时如果选择“当然”,奥德萨会接着诉说她的身世。“我的叔父雷欧希尔巴博格在七年前的继承战争时曾与皇帝一同作战,所以,我也是从小生长在帝国贵族人家,对发生在帝国的不平事不闻不问。可之后我意识到了,我是奥德萨,不是希尔巴博格之女。所以,你也要做提尔马克多尔而非迪奥的儿子,你就是你。”

将火焰枪图纸交付使者后,回到根据地。一进门便发现情况不对劲,原来基地遭到帝国军袭击。奥德萨为救一名孩童身负重伤。临终前, 她拜托提尔两件事。一是将她的耳环交给塞加村一个叫马修的人,另一件,则是将她的尸体抛入水流冲走。因为一旦她的死被世人发觉,刚刚萌生的解放运动就很可能瞬间消逝。最后,她托维克多捎一句话,“如果将来见到菲力克,能帮我告诉他吗?你的温柔。。一直。。永远。。抚慰着我的心。”

完成奥德萨遗言交代的事之后,提尔等人出发去塞加村寻找那名叫马修的男子。

幻想水浒传1 Drama(三)纹章继承

这一话,泰德君光荣退场了(不过到后面还是会出来的啦)。我在第一次玩这个游戏的时候,对泰德并没有太大感觉,只觉得是个小毛孩。可是,到后期,当通过星辰剑的力量回到三百年前的过去,看到小泰德的时候,我就开始飙泪啊。当时真的是很想带他回来啊,1主也是这么想的。可是这不可能,记得有一句台词是,“从此,他将开始三百年的流浪”,看了特别有感触。也正是最后和他的对峙中,才揭示出了真纹章最邪恶的地方!所以我对这个角色,是一直很动容的。

另注:名字都是随兴取的,非标准译名= =b

第三回  纹章继承

提尔(ティル):鈴村健一
格雷米奥(グレミオ):子安武人
泰德(テッド):石田彰
克莱尔(クレオ):竹間千ノ美
帕恩(パーン):日野聡
迪奥(テオ):山川敦也
维克多(ビクトール):小西克幸
奥德赛(オデッサ):花村怜美
温蒂(ウィンディ):住友优子

格雷米奥:帝国欺压人民?这是真的吗?克莱尔。
克莱尔:嗯,格雷米奥。听说巴巴罗萨陛下最近完全被温蒂夫人迷住了,对政事充耳不闻。所以地方上的腐败官吏胡作非为,中饱私囊,民众成为了牺牲品。
帕恩:竟然有这种事!皇帝陛下再怎么说也不能因为温蒂夫人长得像克劳迪娅夫人就。。。
提尔:帕恩,克劳迪娅夫人是谁?
帕恩:克劳迪娅夫人是皇帝陛下的已故王妃,在很久以前就过世了。
克莱尔:夫人过世的时候,少爷年纪还小所以可能不记得了,不过人们都说温蒂夫人得到陛下的宠爱是因为她酷似克劳迪娅夫人。
格雷米奥:就算是这样也不能不理政事吧。最重要的是,向皇帝陛下效忠的迪奥将军的立场不是很难堪么。对吧,少爷。
提尔:嗯。咦?泰德去哪了?
克莱尔:泰德君刚才说出去散步了。
提尔:不要紧吧,外面快下雨了。
格雷米奥:是啊,乌云密布的。

泰德:该做个了断了吧。。。趁右手这家伙还没作恶之前,先离开是吗。
(雷声)
泰德:一声不吭地离开,提尔那家伙会生气吧。可是,为了他也好,虽然很想告诉他真相。
温蒂:哎呀呀,这次你要逃到哪里去呢?泰德?
泰德:嗯?你、你是!那个时候的女魔法师!
温蒂:啊哈哈哈。哎呀,真高兴。你还记得我?三百年不见了,我好感动啊。
泰德:想忘也忘不掉!就是你把我的村庄,把我的爷爷给。。。
温蒂:既然记得那么清楚的话,就不必多费口舌了。听说迪奥那收留了一个小孩很像你,抱着侥幸过来一看,啊哈哈哈,真的被我猜中了呢。好了,把你右手上的东西交给我吧。
泰德:与其把它交给你,还不如。。。宿于我体内的诅咒纹章啊,显示你的威力吧!

格雷米奥:少爷,茶泡好了。
提尔:谢谢你,格雷米奥。泰德人呢?
格雷米奥:不,他还没回来。
提尔:大概在哪躲雨了吧。
(开门声)
提尔:泰德?是他回来了吧。
克莱尔:泰德君?泰德君!振作一点!
提尔:克莱尔,怎么了?泰德?泰德!
泰德:呜呜呜。。。
提尔:流了好多血,到底怎么回事?
格雷米奥:总之先把他扶到床上,疗伤要紧!

泰德:啊。。呜。。
提尔:泰德!振作一点,泰德。
格雷米奥:好重的伤,从右臂到胸膛,裂了一个大口子。
帕恩:在城里遇到抢匪了吗?
克莱尔:不对,这是魔法造成的伤。
提尔:魔法?
泰德:呜。。提尔。
提尔:泰德,你没事吧?
啊啊,提尔。我有…一件事要…拜托你。将我右手的手套取下。
提尔:这是什么?右手上刻着纹饰一样的图案。
泰德:这是世界上的27真纹章之一,诅咒的纹章,噬魂。
克莱尔:在这世上纹章片或是封印球有很多,我也曾经使用过,但真纹章还是第一次见到!
泰德:没想到那个女魔法师,温蒂竟然在这里。她为了这个纹章,一直在找我。
提尔:那,难道说这伤是温蒂夫人造成的?呃,等等,我都被弄糊涂了。泰德!你能从头开始说给我听么?
泰德:不行,没那个时间了。我不为别的,就希望你能守住这个纹章不要被温蒂夺走。我知道仗着友情对你说这些可能很厚颜无耻,可是,我只有你能拜托了。如果这东西被那女人拿来作恶,就天下大乱了。况且,我受爷爷之托守护的东西,我守护了三百年的东西,只想把它交给真正能够信赖的人。拜托你了,提尔。这是我一生的请求。
提尔:嗯,我知道了。
泰德:真的吗?是真的吗?
提尔:我们是好朋友对吧。
泰德:谢谢你,提尔。把你的右手放在我手上。
提尔:这样?
泰德:噬魂啊,我命令你。离开你现在的主人,将提尔马克多尔奉为你的新主人!
提尔:啊啊啊!
格雷米奥:少爷的右手宿上了真纹章!
泰德:这个纹章也许会带给你不幸,到那个时候,你就恨我吧。可是,惟独不能把它交给温蒂!
提尔:我不要紧,泰德。所以你现在安心好好休息。
泰德:谢谢你,我这三百年来,一次都没有睡过安稳觉。
提尔:泰德。。。

(士兵闯入)
士兵:抱歉!提尔马克多尔阁下。
格雷米奥:你们干什么?大批人马擅自闯入,这里是迪奥将军的府邸。
士兵:十分清楚。提尔阁下,温蒂夫人下令带走那边的少年。好了,把他交出来吧。
提尔:不要,我不会把泰德交给你们的!
士兵:那就全员视为叛逆者逮捕,可以吧。
提尔:什么!
泰德:真是的,喘口气都不行啊。
提尔:泰德!
提尔,那些家伙还以为纹章在我身上,我留下做诱饵,你们趁机逃出去。
提尔:不行,泰德!要逃一起逃。
泰德:这么多人逃不出去的。而且,我说过我会保护你的吧。
提尔:可是!
泰德:不用担心,我一定会甩掉他们追上你的。
提尔:说好了,一定,一定要追来啊。
泰德:一定。好朋友…快走!
士官:你们等等!要去哪里?
泰德:喂,你们的目的是我吧。那就赶快带我走!前提是赢得了我的纹章的话。
士兵:哇啊啊,他要对我们使用纹章的力量吗!
士官:退、退缩什么!快点抓住他!

提尔:格雷米奥,那边情况如何?
格雷米奥:不行!城门已经聚集了众多士兵,根本逃不出去。
克莱尔:后巷也不行。
提尔:一定要想办法逃出古雷古敏斯特去父亲那里,父亲一定会帮助我们的。
克莱尔:可是提尔少爷,迪奥将军那可能已经收到了帝国的报告。
格雷米奥:那少爷该怎么做呢?难道只能坐以待毙等着被帝国抓吗?
熊男:咴~,兄弟们好像遇到麻烦了嘛。
克莱尔:你是谁?帝国的人吗?
格雷米奥:是个像熊一样的壮男,克莱尔。放马过来吧,我绝不会让你碰少爷一根汗毛的。
熊男:喂喂,把那么危险的家伙收起来,收起来。还有,说我是熊也太过分了吧。大家都是落难的同胞,所以要助你们一臂之力呀,马克多尔家的少爷。
提尔:你是?

(另一方面)
士兵A:迪奥将军~~~来自帝国的紧急报告。
迪奥:什么!提尔犯了叛国罪被通缉!
士兵A:皇帝陛下、温蒂夫人相当恼怒,近卫队也已经除名了。
迪奥:提尔…,究竟发生了什么事!

(脚步声)
熊男:这里很暗,大家小心脚下。
克莱尔:原来如此,还有沿着地下水路逃走这一招啊。
提尔:你叫维克多是吧,你打算把我们带去哪儿?
维克多:等到了之后知道了。
格雷米奥:一点也不想知道!少爷,别再跟着这种身份不明的人了。
维克多:别说得这么冷淡嘛,大家齐心协力逃出帝国的啊。
格雷米奥:什么齐心协力!你是当时吃霸王餐被人追,为了混淆追兵的视线才和我们合流的吧。
克莱尔:格雷米奥,冷静一点!我们因为这个男人得救也是事实。
提尔:我也觉得他不像坏人,再跟着走一会看看吧。
格雷米奥:啊,少、少爷~~。
维克多:真有看人的眼光,不愧是马克多尔家的少爷。其实啊,我想让你见一个人。
提尔:见一个人?

女:是谁在那里?难道是维克多?
克莱尔:有谁过来了!
维克多:噢噢,奥德赛。这边这边!
女:你又带新同伴过来了啊。初次见面,我叫奥德赛,奥德赛希尔巴博格。是解放军的首领,在这一带还是叫叛乱军更妥当吧。
提尔:你是叛乱军首领?

奥德赛:欢迎来到解放军基地。呵呵,别板着那么可怕的脸,坐吧。看情形,你们也是被维克多骗来的吧。
维克多:喂,这么说太过分了,奥德赛。
奥德赛:维克多他啊,碰上自己喜欢的,不管是谁都带到这里来。你是叫提尔吧。
格雷米奥:事先声明,少爷才不会加入你们的。少爷可是帝国将军迪奥的公子。
奥德赛:那为什么你们逃离帝国了呢?难道不是因为在帝国遭遇了险境?目睹了遭受帝国欺压的人民不是吗?
格雷米奥:那,那是因为。。。
奥德赛:自己亲眼所见、亲身体会到的东西是不会撒谎的,那么做实在是罪孽深重。即便装作不知,痛苦的终究还是自己,就像曾经的我一样。
提尔:奥德赛。
奥德赛:呵呵,如果你们没有地方去的话,就待在这儿吧。分散在各地的同伴们马上就要回来了,试着与他们交流看看吧。在那之后做决定也不迟。
提尔:嗯,我知道了。麻烦你了。
格雷米奥:啊,少、少爷~。

幻想水浒传1 Drama听写文本(三)帝都脱出

目前暂时没发现听不出来的部分。。。

(2013年4月6日修正)

第三回 帝都脱出

CAST
ティル:铃村健一
グレミオ:子安武人
テッド:石田彰
ビクトール:小西克幸 
クレオ:竹间千ノ美
パーン:日野聡
オデッサ:花村怜美
テオ:山川敦也
ウィンディ:住友优子

グレミオ:帝国が人々を苦しめている?それは確かな話なんですか、クレオさん。

クレオ:ああ、グレミオ。バルバロッサさまが最近ウィンディさまにすっかり夢中になられて、ほとんど政治を見てないらしい。だから地方の腐った連中が好き勝手に私腹を肥やし、人々がその犠牲になっていると。

パーン:なんてことだ!皇帝陛下もいくらウィンディさまがクラウディアさまに似ておられるからって。

ティル:パーン、クラウディアさまってだれ?

パーン:クラウディアさまは皇帝陛下のお妃さまだった方です。ずっと前に亡くなりましたが…

クレオ:お亡くなりになった頃、ぼっちゃんはまだ小さかったから覚えてはいらっしゃらないでしょうが、ウィンディさまは陛下の寵愛を受けていらっしゃるのは、クラウディアさまに面影が似ておられるからと言われています。

グレミオ:だからって、政治をなさらない理由にはなりませんよ。なにより、皇帝陛下に忠誠を誓われてるテオさまのお立場はどうなるのですか。ねえ、ぼっちゃん。

ティル:うん…あれ?テッドはどこ?

クレオ:テッドくんなら、さっき散歩してくるって、出て行きましたけど。

ティル:大丈夫かな。外雨降りそうなのに。

グレミオ:本当ですね、いやな雲が出ています。

テッド:そろそろ潮時か…右手のこいつが悪さする前に、出て行けってことかよ。

(雷)

テッド:黙って出て行ったら、ティルのやつ、怒るだろうな。だけど、あいつのためにも、そのほうがいい。本当は話しておきたかったけど。

ウィンディ:おやおや、今度はどこへ逃げようってんだい?テッド。

テッド:うん?お、おまえは!あのときの女魔法使い!

ウィンディ:アハハハ、おや、嬉しい。覚えててくれたのかい?三百年ぶりだっていうのに、感激だね。

テッド:忘れたくても忘れるかよ!おまえがおれの村を、おれのじいちゃんを!

ウィンディ:そこまで覚えてくれてるんなら、話は早いね。テオのところにあんたらしい子どもが引き取られてるって話を聞いたから、もしやと思って来て見たら、アハハハ、大当たりだよ。さあ、その右手のものを、渡してもらおうじゃないの?

テッド:おまえに渡すくらいなら、わが体に宿る呪われし紋章よ、その力を示せ!

グレミオ:ぼっちゃん、お茶が入りましたよ。

ティル:ありがとう、グレミオ。テッドは?

グレミオ:いいえ、まだ。遅いですね。

ティル:どこかで雨宿りしてるのかな。

(扉を開く)
ティル:テッド?帰ってきたのかな。

クレオ:テッド君?テッド君!しっかり!

ティル:クレオ、どうしたの。テッド?テッド!

テッド:うっ…

ティル:すごい血だ。いったいどうして?

グレミオ:とにかく、早く部屋に運んで、ケガの手当てを!

テッド:あっ、うっ…

ティル:テッド!しっかりするんだ、テッド!

グレミオ:これはひどい。右腕から胸にかけて、ざっくり切られています。

パーン:町のどこかで、強盗にでも会ったとか?

クレオ:いや、違う。これは魔法の傷だ。

ティル:魔法?

テッド:うっ、ティル。

ティル:テッド、大丈夫か。

テッド:ああ、それより、ティル。おまえに…頼みが…ある。おれの…右の手袋を取ってくれ。

ティル:これは、何?右手に模様みたいなものが刻まれてる。

テッド:世界に27あるという真の紋章の一つ、呪いの紋章…ソウルイーターさ。

クレオ:紋章のかけらや封印球なら世界に数多くあるし、わたしも使ったことがあるが、真の紋章を見るのは初めてだ!

テッド:まさか、あの女魔法使い、ウィンディがこんなところにいたなんて。あいつは、この紋章を狙って、おれのことをさがしてたんだ。

ティル:じゃ、もしかして、この傷はウィンディさまが?えっと、ちょっと待って、なんだかよくわからないよ。テッド!最初からわけを話してくれないか。

テッド:だめだ。そんな時間がない。頼みというのは他でもない、この紋章をウィンディから守ってほしいんだ。友情にすがって、こんなことを言うのは厚かましいことかもしれない。でも、おれにはおまえしかいないんだ。こいつがあの女に悪用をされたら、大変なことになる。それに、おれはじいちゃんが守ってきたものを、おれが三百年守ってきたこいつを、本当に信用できるやつにしか渡したくないんだ。お願いだ、ティル。一生のお願いだよ!

ティル:うん、わかったよ。

テッド:本当に?本当に?

ティル:ぼくたち、親友だろ。

テッド:ありがとう、ティル。おまえの右手をおれの手に重ねてくれ。

ティル:こう?

テッド:ソウルイーターよ、おまえに命じる。いまの主のもとを離れ、そして、ティル・マクドールを新たな主とせよ!

ティル:あああぁ!

グレミオ:ぼっちゃんの右手に、真の紋章が宿りました。

テッド:その紋章は、おまえに不幸をもたらすかもしれない。そのときは、おれを恨んでくれていい。でも、ウィンディにだけは渡さないでくれ!

ティル:大丈夫だよ、テッド。だから安心して、今は休むんだ。

テッド:ありがとう。おれ、この三百年の間、一度もゆっくり眠ったこと、なくてさ。

ティル:テッド…

(兵士たちが突入)
士官:失礼します!ティルマクドール殿。

グレミオ:何です!あなた方は。大勢で勝手に上がり込んできて、ここはテオさまのお屋敷ですよ。

士官:承知の上です。ティル殿、そちらの少年を連れてこいとの、ウィンディさまのご命令です。さあ、引き渡していただきましょう。

ティル:だめだ!テッドは渡さない!

士官:ならば、全員反逆者として拘束しますが、よろしいですか。

ティル:そんな…

テッド:やれやれ、ゆっくりともいってられないようだな。

ティル:テッド!

テッド:ティル、やつらはまだおれに紋章があると思っている。おれがオトリになるから、その間に逃げてくれ。

ティル:だめだよ、テッド!いっしょに逃げよう。

テッド:この人数を相手じゃ無理だ。それに、おまえのことをおれが守ってやるって約束したじゃないか?

ティル:だけど!

テッド:心配すんなって。絶対うまく逃げて、追いついてみせる!

ティル:約束だぞ、絶対、絶対だからな。

テッド:絶対だ、親友…行け!

(逃走)
士官:待って、おまえたち!何処へ行く!

テッド:おっと、おまえたちの目的はおれだろう。さっさと連れて行けよ!おれの紋章に勝てればの話だけどさ。

兵士A:わぁ、こいつ、おれたちに紋章の力を使うつもりか!

士官:ひ、怯むな!早く取り押さえろう!

ティル:グレミオ、そっちはどうだった?

グレミオ:だめです!城門にはすでにおおぜいの兵士たちが、とても脱出できそうにありません。

クレオ:裏の方もだめでした。

ティル:なんとかグレッグミンスターを脱出して、父さんのところに行かなきゃ!父さんならきっと、ぼくたちを助けてくれるよ。

クレオ:ですが、ティルさま。テオさまのところへはもう、帝国からの報告が入っているかもしれません。

グレミオ:じゃ、ぼっちゃんはどうすればいいんですか。このまま帝国に捕らえられるのを待つしかないっていうんですか。

熊男:ヒュ~、お困りのようだね、お兄さん方。

クレオ:だれだ、お前は?帝国の者か。

グレミオ:熊のような大男ですよ、クレオさん。来るなら来なさい。ぼっちゃんには指一本触れさせません!

熊男:おっと、そんな物騒なものはしまった、しまった。それに、熊はねえだろう。お困り者同士、ちからになってやろうって話だよ。マクドールのぼっちゃん。

ティル:おまえは?

(一方)
兵士A:テオさま~~~帝国から緊急のご報告です。

テオ:何!ティルが反逆罪で指名手配だと!

兵士A:皇帝陛下、ウィンディさまはかなりのご立腹で、近衛隊からも除名とのことです。

テオ:ティル…、いったい何があったというのだ!

(足音)
熊男:暗いから、足元気をつけろよ。

クレオ:なるほど、地下の水路を辿って脱出するって手があったか。

ティル:ビクトールって言ったよね。ぼくたちを、どこに連れて行くんだ?

ビクトール:それは着いてからのお楽しみ。

グレミオ:ちっともお楽しみじゃありませんよ!ぼっちゃん、これ以上こんな得体の知れないやつについていてはいけません。

ビクトール:冷たい言い方すんなよ。力を合わせて帝国を脱出した仲だってのに。

グレミオ:何が力を合わせててすか。あなたはあの時、食い逃げをして追われてる途中で、追っ手の目を誤魔化すためにわたしたちと合流したのでしょう?

クレオ:グレミオ、まあ、落ち着け!この男のおかげで助かったとは事実だしな。

ティル:ぼくも悪い人じゃないと思う。もう少し付き合ってみようよ。

グレミオ:あっ、ぼ、ぼっちゃん~~

ビクトール:人を見る目があるね。さすがマクドール家のぼっちゃん。実は、あんたに会わせたい人がいるんだ。

ティル:会わせたい人?

女:そこにいるのはだれ?もしかして、ビクトール?

クレオ:っ!誰か来る!

ビクトール:おお、オデッサ。こっちでこっち!

オデッサ:また新しい仲間を連れてきたのね。始めまして、わたしはオデッサ。オデッサ・シルバーバーグ。解放軍のリーダーよ。この辺りじゃまだ反乱軍って言った方が通りがいいかしら?

ティル:反乱軍のリーダー?あなたが。

オデッサ:ようこそ、解放軍のアジトへ。歓迎するわ。ふふっ、そんなに怖い顔しないで、お座りなさい。その様子だと、あなたたちもビクトールにだまされた口ね。

ビクトール:おい、ひどいな、オデッサ。

オデッサ:ビクトールはね、自分が気に入ると、だれでもかれでもここに連れてきちゃうんだから。ティルって名前だったわね。

グレミオ:言っておきますが、坊ちゃんはあなた方の新しい仲間になんかなりませんから。坊ちゃんは帝国ご将軍、テオ様の息子なんですよ。

オデッサ:じゃ、どうしてあなたたちは帝国から逃げてきたの?帝国にひどい目に会わされたからではないの?帝国にひどい目に会わされた人たちのことを、見てきたからではないの?

グレミオ:そ、それは…

オデッサ:自分の目で見て、感じてきたことに嘘はつけないわ。それは、あまりに罪深いことだし。真実から目を背けても、苦しむのは結局あなた自身なの。わたしが、そうであったように。

ティル:オデッサさん。

オデッサ:うふふ…、行く場所がないなら、ここに居てもいいのよ。もうすぐ各地を回っている仲間たちも戻ってくるわ。そして、みんなのこころに触れてみて、決めるのはそれからでも遅くないでしょう。

ティル:はい。わかりました。お世話になります。

グレミオ:あ、ぼ、ぼっちゃん~